「本町銀座」を再び、にぎわいも生き方も示す「道」、利用広がるカミーノ。

野々市市本町のシンボルの一つが、市が市民の交流の場として整備

野々市市本町のシンボルの

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した施設「カミーノ」。公民館などが入り、4月でオープン5周年

延べの来館者数は70万人で、

を迎える。延べの来館者数は70万人で、活動ルームの登録団体も
活動ルームの登録団体も

外部リンク

増えている。この中に、一風変わった取り組みをしている人たちが

いると聞き行ってみた。

(大人だけの読み聞かせ)

17日、活動ルームで行われていたのは絵本の読み聞かせ。男女2

人の感情のこもった朗読が部屋に響いていたが、耳を傾けているの

は、子どもではなく大人ばかりだった。

 

この団体、「絵本・つむぐ・未来」の代表木村志津恵さん(49)

=野々市市=と、伴正広さん(57)=同=は県内初の絵本セラピ

ストで、昨年9月から大人向けの絵本の読み聞かせを行っている。

 

会場に並べられた約50冊から好きな1冊を選べば2人が読んでく

れるスタイル。この日の参加者は30~80代の女性が10人で、

うなずいたり、涙を浮かべたりしながら、絵本の世界に入り込んで

いるようだった。

 

母親(63)に誘われ始めて参加したという山下友美さん(40)

=白山市=が持ってきたのは「たくさんのドア」(主婦の友社)。

「あなたはたくさんのドアをあけていく。そのむこうにたくさんの

あたらしいことがまっている」。文字で読む以上に伝わるものがあ

るのだろうか。木村さんの優しい語り口で紡がれる文章に、山下さ

んは笑顔になった。

 

介護職で、将来への漠然とした不安にさいなまれているという山下

さん。「悩んでもいいんだということを絵本に教えられ、前向きに

なれた」とすっきりとした表情を見せた。

 

木村さんに今お薦めの絵本を聞いてみると、ブタの親子が登場して

抱きしめ合うことの大切さを表現した1冊を教えてくれた。「震災

でみんな心が弱っている。ぎゅってしてもらえるとエネルギーに変

わる。絵本は心のごはんだと思う」と力を込める。

「カミーノに登録している市民団体は」

(58団体が登録)

カミーノに登録している市民団体は現在58あり、活動内容は多種
現在58あり、活動内容は、戻る1

多様だ。このうちの一つ、市民劇団NONO(のの)は、カミーノ

が整備される前は稽古の場所探しにいつも苦労していたそう。

 

今は鏡張りの多目的室を主に使い、22、23日に開く定期公演

「人生が二度あれば」に向けた仕上げの真っ最中。代表の中川誠さ

ん(38)は「カミーノは駐車場が広くて中心部にあるからメンバ

ーが通いやすい。助かっています」と話す。

市の花であるツバキの普及を目的としたところがあれば、子育て、

防災のほか「終活」を掲げたところもあり、それこそ市民の「生き

方」を支えるような場所にもなっている。

 

カミーノはスペイン語で「道」を意味する。かつて栄えた北国街道

沿いににぎわいをと建てられた施設は、5年がたって利用が定着

し、この地に多くの人を呼び込む、新たな道を示しているように感

じた。「本町銀座」を再び、にぎわいも生き方も示す「道」、利用

広がるカミーノ。絵本の大人だけの読み聞かせは活動ルームで行わ

れていた。男女2人の朗読が行われるが2人とも県内初の絵本セラ

ピストで、昨年9月から大人向けの絵本の読み聞かせを行っている。

 

会場に並べられた約50冊から好きな1冊を選べば2人が読んで

くれるスタイル。この日の参加者は30~80代の女性が10人

で、うなずいたり、涙を浮かべたりしながら、絵本の世界に入り

込んでいるようだった。

 

母親(63)にさそわれ初めて参加したという山下友美さん(4

0)=白山市=が持ってきたのは「たくさんのドア」(主婦の友

社)。「あなたはたくさんのドアをあけていく。そのむこうにた

くさんのあたらしいことがまっている」。文字で読む以上に伝わ

るものがあるのだろうか。木村さんの優しい語り口で紡がれる

文章に、山下さんは笑顔になった。

 

介護職で、将来への漠然とした不安にさいなまれているという

山下さん。「悩んでもいいんだということを絵本に教えられ、

前向きになれた」とすっきりした表情を見せた。

「木村さんに今お薦めの絵本を聞いて」

木村さんに今お薦めの絵本を聞いてみると、ブタの親子が登場
みると、ブタの親子が、戻る2

して抱きしめ合うことの大切さを表現した1冊を教えてくれ

た。「震災でみんな心が弱っている。ぎゅってしてもらえると

エネルギーに変わる。絵本は心のごはんだと思う」と力を込める。

 

(58団体が登録)

カミーノに登録している市民団体は現在58あり、活動内容は

多種多様だ。このうちの一つ、市民劇団NONO(のの)は、カミー

ノが整備される前は稽古の場所探しにいつも苦労していたそう。

 

今は鏡張りの多目的室を主に使い、22、23日に開く定期公演

「人生が二度あれば」に向けた仕上げの真っ最中。代表の中川誠さ

ん(38)は「カミーノは駐車場が広くて中心部にあるからメンバ

ーが通いやすい。助かっています」と話す。

 

市の花であるツバキの普及を目的としたところがあれば、子育て、

防災のほか「終活」を掲げたところもあり、それこそ市民の「生

き方」を支えるような場所にもなっている。

「カミーノはスペイン語で道を」

カミーノはスペイン語で「道」を意味する。かつて栄えた北国街
意味する。かつて栄えた、戻る3

道沿いににぎわいをと建てられた施設は、5年がたって利用が定

着し、この地に多くの人を呼び込む、新たな道を示しているよう

に感じた。「本町銀座」を再び、にぎわいも生き方も示す「道

」。利用広がるカミーノ。大人だけの読み聞かせが、活動ルーム

で行われていた。男女2人の感情のこもった朗読が部屋に響いて

いた。これは代表の2人で県内初の絵本セラピストで、昨年9月

から大人向けの絵本の読み聞かせを行っている。

 

 

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