ぐるっと松任城址、ゆっくり新幹線ばっちり撮影、「鉄道のまち」に新名所

(ぐるっと松任城址、ゆっくり新幹線ばっちり撮影、「鉄道のまち」

に新名所)

白山市は「鉄道のまち」

白山市は「鉄道のまち」をうたっている。市内には北陸新幹線とJR



内部リンク

北陸線、北陸鉄道石川線が走り、三つの車両工場があるからだ。鉄

うたっている

道がすきな「鉄ちゃん」の心をくすぐるのだろう。JR松任駅周辺
市内には北陸新幹線

外部リンク

にもファンの注目を集める新名所がある。「新幹線が見える駐車場」

 

である。

 

(ピカピカの車両)

「一番きれいな新幹線を見ることができると評判です。なにせ、白

山総合車両所できれいに整備された、ピカピカの車両がゆっくり通

るんだから」

 

線路脇に立つ地上25メートル7階建ての松任駅南複合型立体駐車

場の屋上で、武部勝さん(53)が見どころを語る。この方は、駐

車場を運営する会社の責任者である。

 

鉄ちゃんの心をつかんだポイントは三つある。まず新幹線との近さ。

駐車場と線路まで約20メートルしか離れていない。しかも駐車場

の方が高く、E7系、W7系の12両編成の全景を拝むことができる。

4年前に武部さんたちは、駐車場屋上に展望デッキを整備し、好き

なだけ線路を眺めていられる場所にした。

「武部さんと屋上に」

武部さんと屋上に来た日も、女子校生たちがはしゃいでいた。駐車
女子校生、戻る1

した訳でもなく、鉄ちゃんでもなさそうな彼女たちは、景色にひか

れて集まったのだろう。

 

心地よい風を浴びて展望デッキで立っていると、来た来た。ブルー

のラインが入った新幹線って、いとおしい。松任を通って車両基地

に出入りする車両はスピードを落としており、写真を撮りやすかっ

た。

 

武部さんは「屋上でビアガーデンをしたい」と構想を練っている。

水道などの設備が整った段階で、具体的な検討に入る予定らしい。

ビールの響きに、飲んべえの喉が鳴った。酒のあては新幹線だ。

 

 

コロナ下でも風通りの良い屋上なら、感染症対策を採りやすい。車

で来て飲酒しても、駐車して松任駅から列車やバス、タクシーで帰

ればいい。「駐車料金も入るでしょ」と武部さんはそろばんをはじ

く。

「個人的には車窓を」

(こだわりの模型)

個人的には車窓を流れる風景を眺め、知らない土地に着く鉄路の旅
流れる風景、戻る2

が好きだ。「乗り鉄」というタイプの愛好家に分類されるらしい。

 

そんな「乗り鉄」が北陸新幹線に乗った気分で楽しめる施設も松任

駅近くにある。白山市立博物館である。「かがやきが走っとる。か

っこいい」「サンダーバードや。乗ったことある」

 

5月中旬に訪ねると、大勢の親子連れが鉄道模型にくぎ付けだった。

12畳の広さのジオラマの中で、車両が疾走している。

 

ジオラマが誕生したのは2005年。小さい頃から買い集めていた

模型を市に寄付した「鉄ちゃん」の古賀健一郎さん(50)=野々

市市=が組み立てた。1度限りのつもりで古賀さんが動かしたとこ

ろ、人気が爆発。年4、5回の恒例イベントとして定着し、毎回2

00人ほどが訪れるという。

 

運行は1回50分。金沢駅で収録した始発便「かがやき500号」

のナレーションに合わせて発車するこだわりようだ。夜の街明かり

の演出や、人形からも温かさを感じる。ジオラマなのに初めて心を

動かされた。

「新幹線の敦賀延伸」

新幹線の敦賀延伸まであと2年。新幹線の見学施設「ビジターセン
新幹線の、戻る3

ター」(仮称)が完成すれば、「鉄道のまち」はもっとにぎわうだ

ろう。列車たちは「鉄道ファン」ではなく「松任ファン」を連れて

くるはずだ。ぐるっと松任城址、ゆっくり新幹線ばっちり撮影、

「鉄道のまち」に新名所。私は新幹線には3回乗りました。確かに

速いです。チケットは時間を買う感覚です。松任の駐車場の屋上に

新幹線の撮影ポイントがあるとは知りませんでした。1度見てみた

い気がします。どんな光景が見れるのでしょうか。確かに「鉄ちゃ

ん」には最高の場所ですよね。何度も行きたくなると思います。

 

 

 

 

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