{(ヤクルトセ2連覇、若手躍進黄金期へ一歩、高津監督、神宮で舞
う)
(野村監督の93年以来)ち
セ・リーグは25日、優勝へのマジックナンバーを「2」としてい
内部リンクがいや
た首位ヤクルトが2位DeNAに1ー0でサヨナラ勝ちし、2年連続
9度目の優勝が決まった。高津臣吾監督は就任3年目で2度目のリ
を「2」として
外部リンク
ーグ制覇。ヤクルト連覇は野村克也監督時代の1992、93年以
来2度目で、サヨナラ勝ちでのリーグ優勝決定は2015年以来と
なった。
2年連続最下位からのリーグ2連覇はプロ野球史上初。最下位から
2連覇した例は76、77年に長嶋茂雄監督が率いた巨人の例があ
る。5月21日に首位に立つとその座を譲らず、137試合目で栄
冠を手にした。
大きく飛躍した4番打者の村上宗隆内野手を中心にした強力打線で
勢いをつけた。5~6月の「セ・パ交流戦」を4年ぶりに制し、7
月2日にはセ、パ両リーグ史上最速で優勝へのマジックナンバー
「53」が点灯。一時は2位に13・5ゲーム差をつけた。8月に
DeNAに4ゲ-ム差まで追い上げられたが、26日からの敵地での
3連戦で3連勝して突き放した。
ヤクルトは10月12日に始まるクライマックスシリーズ(CS)
ファイナルステージ(6試合制)から出場し、2年連続の日本シリ
ーズ進出を目指す。2位と3位が戦うファーストステージ(3試合
制)は8日に始まる。
「両チーム無得点で迎えた」
(丸山和サヨナラ打)
両チーム無得点で迎えた九回1死二塁。途中から右翼に入ったヤク
九回1死二塁。途中から、戻る1
ルトの新人、丸山和が左中間を破る適時二塁打で勝負を決めた。
「プロに入って初めてのサヨナラ。試合を決めることができてうれ
しかった」。チームを2年連続優勝に導き、笑みが止まらなかった。
サンタナが八回の守備で負傷し、思いがけず巡ってきた出番だった。
そして迎えた九回の打席。左投げの剛腕エスコバーが外角低めに投
じた直球に力負けしなかった。「真っすぐ一本に絞った。どこに打
球が飛んでいったか分からなかったが、感触で『よっしゃ』と言っ
てしまった」と振り返った。外野陣の間を真っ二つに割ると、ベン
チを飛び出してきたチームメートから歓喜のシャワーを浴びた。
大黒柱の村上と同学年の23歳。俊足を生かした守備が持ち味の外
野手は「全然1軍の投手についていけていない」と打撃面の課題を
口にしていたが、大事な一戦で大仕事をやってのけた。
(4番村上けん引)
ヤクルトの村上はリーグ2連覇が決まると決勝打を放った丸山和の
元へかけより、水をかけて祝福した。チ-ムメートと次々と喜びを
分かち合い、号泣する主将の山田の肩を抱き、勢い抱擁を交わした。
4打数無安打、2三振で日本選手シーズン最多の56号到達はまた
も持ち越しとなったものの、昨季以上に4番打者としてチ-ムを引
っ張った。高津監督を力強く胴上げし「最高です。天まで飛ばして
やろうかなと思っていた」と笑顔で語った。
「重圧のかかる一戦でも」
重圧のかかる一戦でもフルスイングで球場を沸かせた。一回2死一
フルスイングで球場を、戻る2
塁では今永の速球に押されて152キロで空振り三振。三回2死二
塁では高めの速球を捉え、鋭い打球を放ったが、一塁手ソトに好捕
され一ゴロだった。六回は外角高めの速球で空振り三振、八回は熊
本・九州学院高の先輩である伊勢の速球を打って左飛に倒れた。
優勝を決め、残り6試合で本塁打記録に挑む。「期待に応えられる
ように。挑戦できることに幸せを感じながら、自分ならできると信
じて頑張りたい」と力強く話した。
(高津監督、神宮で舞う・ビールかけ復活)
ヤクルトがチーム一丸となり、劇的なサヨナラ勝ちで優勝を決めた。
本拠地の神宮でDeNAとの直接対決を制しての戴冠。選手らはグ
ラウンドで抱き合って至福の時間を味わい、胴上げで7度宙を舞っ
た高津監督は「勝つことを目標にスタートし、連覇という結果がつ
いてきて喜んでいる」。恒例のビールかけも今年は復活した。
オフに大きな補強はなかったものの、既存戦力が成長した。日本選
手最多に並ぶ55本塁打を放った村上を筆頭に、自己最多の8勝を
挙げた高橋、遊撃でレギュラーをつかんだ長岡も躍進。塩見や山崎
も本塁打や盗塁などでキャリアハイをマークするなど、個々の上積
みが大きかった。優勝を決めたルーキー丸山和の殊勲打も、若手を
積極的に起用するヤクルトらしさを象徴するようだった。
「高津監督は抑え投手」
高津監督は抑え投手として、1993年の連覇を経験した。「受け
1993年の連覇を、戻る3
継いできたものは、伸び伸びプレーすること、勉強すること。アッ
プデートしていくことは、一歩先をいくこと」。チ-ムの黄金期を
知る名将が、新時代を切り開いた。ヤクルトセ2連覇、若手躍進黄
金期へ一歩、高津監督、神宮で舞う。今年もセリーグはヤクルトが
強かった。これで2連覇です。一番の選手は何と言っても本塁打を
55号タイを打っている村上選手です。彼は本当に成長しました。
本塁打はすぐに得点になるので無駄がありません。個々の選手のレ
ベルアップもはかれてチ-ム全体が昨年より強くなったのだと思わ
れます。ヤクルトは本当に強くなりました。
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