4本の指を立て、4度目の制覇を誇った。男子66キロ級の決勝。
4本の指を立て、
内部リンク
阿倍一は10分超の熱戦の末、丸山を指導3の反則勝ちで下すと
万感の表情を浮かべた。直接対決5連勝で通算成績7勝4敗と差
男子66キロ級の決勝。
外部リンク
を広げ「一区切りついたと思う」。長いライバル関係の決着を感
じ取った。
丸山との一戦は「気持ちのぶつかり合い」との気概で畳に上がっ
た。担ぎ技や足技で主導権を握り、延長戦の競り合いから三つ目
の指導を引き出す。相手の内股やともえ投げにも対処。力の違い
を明確に見せつけた。
準決勝までの4試合は海外勢を豪快になぎ倒した。軽量級とは思え
ない馬力を支えるのが、緻密な体づくりだ。最近は栄養の知識を学
んで自炊し、減量と回復の方法も確立。日本男子の古根川コーチは
「計量後はみるみるパンプアップし、試合では66キロ級の体では
ないようだ」と舌を巻く。
「丸山選手がいなければ今の自分はない。もっと日本柔道を引っ張
っていければ」。25歳のエースは宿敵の思いも背負い、新たなス
テージに入った。
「柔道の世界選手権第2日は8日」
柔道の世界選手権第2日は8日、ドーハで男女2階級が行われ、2
ドーハで男女2階級が行われ、戻る1
021年東京五輪金メダルで男子66キロ級の阿倍一二三、女子5
2キロ級の阿倍詩(ともにパーク24)が兄妹で2年連続4度目の
優勝を達成した。いずれも初戦の2回戦から5試合を制し、2連覇
を狙う来年のパリ五輪代表入りに大きく近づいた。
阿倍一はライバルの丸山城志郎(ミキハウス)との決勝で延長戦の
末に指導3で反則勝ち。山下泰裕らの日本男子最多優勝記録に並び、
66キロ級は日本勢が6大会連続制覇となった。
阿倍詩は準々決勝で東京五輪2位のアマンディーヌ・ブシャール
(フランス)を下すなど、全て一本勝ちの完勝。決勝はディヨラ
・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)を退けた。日本勢はこの階
級を7大会連続で制した。
大会第3日の9日に行われた男子73キロ級では、2017年覇者
で昨年2位の橋本壮市(パーク24)1回戦から3試合を勝ち抜い
て準々決勝に進んだ。
「女子57キロ級は昨年2位の」
女子57キロ級は昨年2位の舟久保遥香(三井住友海上)が初戦の
舟久保遥香(三井住友海上)が、戻る2
2回戦に勝って3回戦に進出した。
オール一本で、豪快な勝ちっぷりだった。連覇を遂げた阿倍詩は
「本当にきつい試合だったが、パリへ向けていい弾みになった」と
振り返った。
準々決勝が一つの関門だった。東京五輪決勝、昨年の世界選手権な
どで紙一重の戦いを繰り広げてきたブシャールに対し、「2パター
ンの組み手を用意した」という。これまでの両袖だけでなく、意表
を突くように襟をつかんで大外刈りで仕留めた。
「金メダルを獲得した東京五輪後は」
金メダルを獲得した東京五輪後は両肩の手術を経て、柔道の幅を広
両肩の手術を経て、柔道の幅を、戻る3
げることを重視。「稽古でやってきたことがすべて出せた」と大舞
台でそれをぶつけた。3回戦で一本を奪った腰車には「自分でも少
し驚いた」。多彩な技を繰り出し、対策を練ってきたライバルのさ
らに上を行ってみせた。一二三宿敵と決着、世界柔道2連覇、阿部
兄妹最強証明、オール一本詩「新時代」。相撲や柔道どんなスポー
ツにもけがはつきものである。特に大けがを克服できないと世界の
上位には上がって来れない。時には手術も必要になってくる。リハ
ビリは長くてつらいがそれを克服しないと大選手には、なれません。
コメント(以下に書いて下さい)