北陸の繊維企業コロナ禍のアパレル不振で、「非衣料」強化急ぐ、規格外の生地伝統工芸に

(北陸の繊維企業コロナ禍のアパレル不振で、「非衣料」強化急ぐ、

規格外の生地伝統工芸に)

北陸の繊維企業

北陸の繊維企業で、コロナ禍のアパレル不振を受けてカーシートや



内部リンク

カーテンといった「非衣料」分野を強化する動きが加速している。

 

外出自粛や百貨店の休業などを背景にファッション向けは苦戦を強
アパレル不振を

いられた一方、非衣料分野は落ち込みが少なかったため。各社は産
カーシートや

外部リンク

業資材の新規事業に乗り出したり、インテリア製品の見本市に初出

 

展したりして市場開拓を急ぐ。

 

「産業資材は長期の取引が期待でき、収益が確保しやすい」。丸井

織物(中能登町)の担当者が非衣料分野を拡大する狙いをこう語る

。もともとエアーバックや梱包資材向けの素材を手掛ける同社は今

年、炭素繊維織物の生産を拡大するほか、新たな産業資材の事業を

計画する。

 

売上高に占める非衣料事業の割合を高めるのは倉庫精練(金沢市)

だ。現状はカーテンやかばん、介護用シーツ向けなどの資材事業

が約2割となっているが、2023年度に4割に引き上げること

を目指す。羽田学社長は「衣料向けは大量廃棄が問題にもなって

おり、環境配慮の面でも資材に力を入れる」と意気込む。

 
「ニット生地製造」

ニット生地製造の今井機業場(南砺市)は、リーマン・ショック
今井機業、戻る1

の頃から非衣料分野の生産比率を高める取り組みを進めており、

現在は約50%に上る。紙おむつや車の内装材を手掛け、産業分

野への応用もできないか開発を進める。石川県繊維協会によると

、コロナ禍のアパレル不振で打撃を受けた県内企業が多く、ファ

ッションと異なり流行に左右されにくい非衣料に商機を見いだす

動きが急速に広まった。非衣料の分野は医療用の湿布や清掃用具

、農業資材など用途が多岐に渡り、安定受注が見込め、在庫を大

量に抱えるリスクが少ないのが強み。

 

 

 

 

 

 

 

 

同協会の遠藤幸四郎会長が社長を務める繊維リソースいしかわ(金

沢市)は3月、都内で開かれる店舗内装の総合見本市「ジャパン・

ショップ」に初めて参加する。遠藤会長は「繊維業界にどんな可能

性があるのか探り、産地企業の商談機会の創出につなげたい」と語

った。

 

(浴衣やエコバッグ)

カジグループ(金沢市)は、「C反」と呼ばれる規格外の生地を有

効活用する取り組みを始めた。第1弾として、愛知県の伝統工芸で

ある「有松絞」を手掛ける企業と連携し、C反を活用した浴衣やエ

コバッグを製作した。

 
「取り組みは」

取り組みは、本来なら廃棄処分される生地が製品として生まれ変わ
本来なら、戻る2

るとの意味を込めて「U反(Uターン)」と名付けた。金沢美大にも

C反を提供し、アート作品に応用してもらう。

 

繊維企業間で不良品を提供し合う活動も新たに開始。靴下メーカー

の助野(高岡市)の製造工程で出る規格外の靴下を機械のクリーナ

ーとして提供してもらう代わりに、カジグループは規格外の糸で編

んだ軍手を供給している。

 

助野では荷物の運搬などに軍手が必要で、これまでは備品として購

入していた。

 
「国内繊維製造業」

両社は国内繊維製造業がSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向
両社は、戻る3

けて連携する団体「S. T Japan」に加入しており、同様の取り組

みを広げたい考えだ。北陸の繊維企業コロナ禍のアパレル不振で、

「非衣料」強化急ぐ、規格外の生地伝統工芸に。C反の織物は今まで

は廃棄処分していた。しかしカジグループなどはこれを再利用して製

品にして少しでも無駄をなくすことを考えて実行している。これは画

期的な試みだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント(以下に書いて下さい)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です