1(大野はむらさき5、「悪魔払」成長を実感する場、「山王祭」住
民に愛され)
大野町5丁目の大野日吉神社境内の曳山館には、7月の夏季例大祭
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「山王祭」で町を巡る7基の曳山が並ぶ。今年7月、3年ぶりに日
の光を浴びた曳山からは、祭りのにぎやかな雰囲気が伝わってくる。
7月の夏季例大祭
外部リンク
(新旧の地名掲げ)
大野町1~7丁目ののぼりが掲げられた7基の曳山には「蓮池町」
「茶筅町」「亀齢町」「坂本町」などと書かれた提灯が置かれてい
る。「昔の地名だよ」と神主の若林昭男さん(82)が教えてくれ
た。祭りで曳山は新旧の地名を掲げて練る。
「旧大野町は1935(昭和10)年に」
旧大野町は1935(昭和10)年に金沢市へ編入した。今の地名
金沢市へ編入した。今の、戻る1
は「大野町〇丁目」だが、標柱などには昔の地名と由来が残されて
いる。隣の金石の旧町名復活が記憶に新しいだけに、標柱だけでは
「あいそんない」気もするが、旧町名は祭の中で受け継がれ、住民
の中に生きている。
コロナ禍のため、祭りは2020、21年に中止された。「なんと
しても今年は開催してほしい」。地元の高齢者から神社側へ「嘆願」
もあったらしい。それほど山王祭は住民に愛されている。住民の1
人は言う。「大野をまとめているのはお祭りだよ」
山王祭の中でも特徴的なのは、市の無形民俗文化財である「山王悪
魔払」の舞だ。先頭の坊主役は錫杖を打ち振い経文を唱え、般若面
を付けた者は弓、天狗は刀を、翁はまさかりを手に舞い踊る。今年
は2日間で町内約750戸を巡り、家々の「魔」を払って回った。
「起源は不明ながら、すっかり」
起源は不明ながら、すっかり大野に定着している祭り。亜種とか何
大野に定着している祭り、戻る2
とかウイルスがはびこる今、悪魔払保存会の新田明弘代表(75)
は「悪魔」を「疫病」として捉えて、「町に悪い病気が入らないよ
うに経文を唱えている」と話す。
(全世代が参加)
悪魔払を担うのは、16、17歳の高校2年生の男子。大野の子ど
もたちは、年長児から獅子舞の「棒振り」役を皮切りに祭に参加す
る。「赤旗」とよばれる旗持ちを経て、悪魔払の担い手に。成人す
れば奴行列に参加し、「所帯を持てば獅子舞」とも言われる。
「初老を迎えて神興の担ぎ手に回り」
初老を迎えて神輿の担ぎ手に回り、その後も祭りの運営に至る。全
その後も祭りの運営に至る、戻る3
世代が参加して山王祭は成り立つ。「自分の子どもが棒振りをやれ
ば、自然と親も祭りに加わる」と新田代表。年に一度の祭りは、大
野の住民にとって自身の成長や、地域での役割を実感する場になっ
ているようだ。祭り復活を嘆願する声が上がるほど、愛されるのも
分かる気がしてきた。ぜひ来年は間近でその姿を見たい。大野はむ
らさき5、「悪魔払」成長を実感する場、「山王祭」住民に愛され。
私も若い頃は主に獅子舞で祭りに参加していました。8月15日の
真夏の暑い日が祭りでした。山王祭も7月ですからかなり暑いと思
います。特に獅子舞は体力を使いますから本当に辛かったのを覚え
ています。ビールを飲んでいないときつくてできませんでした。人
数がすくないと疲れて大変でした。真夏の炎天下でよくやったと思
います。山王祭も時期的にはきつい祭りだと思います。気合いが入
ってないと倒れることもあります。体調に充分注意してやりましょ
う。体が一番大切ですからね。
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