小松基地、F35A配備前倒し、27年度にも20機体制、事項要求で上積み

(小松基地、F35A配備前倒し、27年度にも20機体制、事項

要求で上積み)

防衛省は31日




防衛省は31日、2023年度予算の概算要求を公表し、航空自衛

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隊小松基地に配備する最新鋭ステルス戦闘機F35A6機の取得費と

2023年度予算の

して1204億円を盛り込んだ。これに加え、全額を示さない「事
概算要求を公表し

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項要求」で機数の上積みを目指す。小松基地では25年度以降、現

 

行のF15戦闘機からの置き換えを進める予定で、事項要求で追加

取得が認められれば20機による飛行隊編成が当初見込んだ28年

度から1年前倒しされる可能性が大きい。

 

ロシアのウクライナ侵攻や中国の急速な軍拡などで日本周辺を巡る

安全保障環境が厳しさを増す中、防衛力の抜本的強化を掲げる岸田

内閣は日本海側唯一の戦闘機部隊を有する小松の体制強化を急ぎた

い考えだ。防衛予算の総額は過去最大の6兆円台半ばを視野に、F

35Aの取得など事項要求を多数盛り込み、年末の予算編成過程で

調整する。

 

中期防衛力整備計画(中期防、19~23年度)で掲げるF35A

の取得目標達成最終年の23年度予算で6機を確保する必要があっ

た。取得費1204億円は、22年度の1142億円(8機分)か

ら増額され、内訳は機体購入費が635億円、維持整備費が569

億円となる。年末に策定する新たな中期防での防衛力強化を見据え、

電子防護能力に優れたF35Aを事項要求の対象とし、「1機以上

の追加を目指す」(防衛省担当者)としている。

「配備先はF35Aの飛行隊」

配備先はF35Aの飛行隊を整備中の小松が濃厚だ。小松は現在、
飛行隊を整備中の小松、戻る1

二つの飛行隊にF15を約40機保有しており、F35Aを25年

度に4機、26年度に8機導入し、順次入れ替える。

 

 

運用開始に向けて敷地内には飛行隊庁舎(鉄筋コンクリート造り平

屋建て、床面積約400平方メートル)と。パイロットの訓練施設

(同、約2300平方メートル)を新設する。23年度から2年が

かりで工事を進め、訓練施設には操縦シミュレーターを置く。整備

費として22億円を盛り込んだ。

 

(F15、墜落受け安全対策を検討)

小松にあるF15のうち近代化改修が可能な20機については、電

子戦闘力や搭載弾薬数の増強など能力向上を急ぐ。27年度に投入

する予定で1311億円を新たに要求した。22年1月に小松のF

15が離陸直後に墜落した事故を受け、安全対策も検討中だ。22

年度中に衝突警報装置や自動衝突回避装置の導入を探る方針として

いる。

 

(質、数の劣勢を挽回)

防衛省が小松基地の装備強化を急ぐのは、日本海を挟んで不穏な動

きを続けるロシア、中国の戦闘機との質、数の劣勢を早急に挽回す

る必要があるためだ。

「概算要求の説明で同省担当者」

概算要求の説明で同省担当者は冒頭から、ロシアによるウクライナ
冒頭からロシアによる、戻る2

侵攻などを挙げて「欧州で起きていることはインド太平洋地域でも

起こりうる」「国際社会は戦後最大の試練の時」と危機感を隠さな

かった。

 

ロシアと中国は、レーダーに映りにくい最新鋭のステルス戦闘機を

配備済みで、航空戦力の近代化進展が著しい状況にある。

 

加えて、旧型機を含む戦闘機数は中国3030機、ロシア1530

機、北朝鮮550機と、各国とも日本の360機を軽く上回る。そ

こで小松にF35Aを導入し、遠方の敵を探知して攻撃できる能力を

強化。F15は搭載ミサイル数を増やす改修を施して数的劣勢を補

う。この2機種の連携によって、防空能力を高める狙いがあるとみ

られる。

「日米豪印4カ国の協力枠組み」

日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の首脳会合が首相官邸で
クアッドの首脳会合、戻る3

開かれた5月24日には、ロシアと中国の爆撃機が、日本海や太平

洋上空で共同飛行を実施した。空の脅威に対し、日本海側唯一の戦

闘機部隊を持つ小松基地は、国防の最前線として重みが増している。

小松基地、F35A配備前倒し、27年度にも20機体制、事項要求

で上積み。各国の航空防衛のための航空機数は日本をはるかに軽く

上回っている。特に中国とロシアは最新鋭のステルス戦闘機を既に

配備済である。これは日本にとっては凄い脅威である。ミサイルや

核弾頭はどれくらいの数を保有しているのだろうか。本当に攻撃さ

れたら日本だけでは防衛できないのは明らかである。日米でも無理

かもしれません。だから日米豪印の4カ国の「クアッド」にも頼ら

ざるを得ない状況になるのである。回りは怖い共産主義の国ばかり

である。

 

 

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