(相手のマッチポイントから逆転勝ちした武蔵工大との練習試合とは)
「大学時代の事」
大学時代の事ですが、武蔵工大とテニスの練習試合をすることに、
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なりました。私はいつものようにシングルスの、ナンバー6で出ま
した。試合が始まってストロークの打ち合いになって、相手もかな
りうまい選手だと分かりました。激戦になって試合が進んでいきま
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した。第1セットは私が取って、第2セットに入ると相手は、緩い
ボールを混ぜて来て少し、スローペースになりました。よくあるパ
ターンです。このペースの変化で私は、タイミングが合わなくなっ
て、ミスを連発してしまって、第2セットを取られてしまいました。
最後の第3セットは凄い接戦になりました。相手はサービスダッ
シュから、ボレーで決める作戦も使って来て、苦戦の連続でした。
土のコートだったので、遅いぺースの相手が有利に試合を運びまし
た。私は相手のペースに合わせてしまって、なかなかポイントが取
れません。それで私も時々サービスダッシュをする、作戦に変更し
ました。これで少しずつ私のペースになって来て、ポイントを挽回
することが出来るように、なりました。凄まじい試合になって来て
ポイントの、取り合いになりました。だんだんと疲れてきましたが
どうしても、勝ちたかったので最後の力を振り絞って、頑張ってい
ました。
「遂に相手の」
そして遂に相手のマッチポイントが来ました。
でもどうしても負けたくなかったので、試合が終わるまで勝ちたい と言う気持ちを、持ち続ける覚悟をしました。先輩達が言うには勝
ちたい時は、最後まで勝つと言う気持ちを、持ち続けられた時だけ
勝つ事ができる。1度でも負けると思ったら、その時は負けると言
うのです。この試合は最後まで勝つと言う気持ちを、持って戦って
いました。それで奇跡が起きたのです。勝ちました。後1本、取ら
「本当に信じられませんでした。」
れたら負けと言う所から勝ったのです。本当に信じられませんでした。
疲 れもありましたが、爽快な気持ちになったのを、憶えています。
本当に奇跡 を起こしたのです。
心の底から嬉しさが込み上げて来ました。みんなも本当に喜んで
くれました。最高の1日でした。
こんな事が実際にあるんだなあとつくずく、思いました。
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