積み重ねて大徳、ばち持たない太鼓の「母」「伝統に」成長見守り30年

(積み重ねて大徳、ばち持たない太鼓の「母」「伝統に」成長見守

り30年)

18日、土曜日の

18日、土曜日の大徳公民館を訪ねると、ドンドンドンと和太鼓の



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音が聞こえてきた。建物の外にまで届く心地よい響きは、地域で親

大徳公民館を訪ねると

しまれている「もっくり太鼓」だ。
ドンドンドンと和太鼓の

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もっくり太鼓では大徳地区の女性9人が活動している。この日は昼

 

すぎから、大徳児童館の活動の一環で、小学生11人がばちさばき

を習っていた。

 

「もっと足を広げて、踏ん張って」「打ち方が前より上手になって

るよ。その調子」。大人たちから威勢のいい声が飛ぶと、子どもた

ちの表情も次第に真剣になっていく。

「練習が行われている」

(女性のパワーを表現)

練習が行われている2階の大ホールの隅で、山田美和子さん(84)
2階の大ホール、戻る1

=がパイプ椅子に腰掛け、子どもたちに温かい視線を向けていた。

 

山田さんは1994(平成6)年、もっくり太鼓ができたときの立

役者だ。婦人会活動に取り組む中で、「地域の女性のパワーを表現

したい。発展してきた大徳の姿を太鼓で見せよう」と提案、町会や

公民館の協力を取り付けてチーム結成にこぎつけた。

 

ただ、当初は太鼓の数が足りないなど、苦労が多かったという。同

じく設立メンバーである藤元暢子さん(82)=藤江北2丁目=は

「自動車屋さんから古タイヤを借りてきて、太鼓の代わりにしてい

た。座布団を丸めてたたいたりもしたしね」と懐かしむ。

「児童館の子どもたちの」

児童館の子どもたちの練習が終わると、続いて「もっくり太鼓」の
練習が終わると、戻る2

所属メンバーが太鼓の前に立った。7月16日の演奏会に向け、ば

ちさばきには自然と力が入る。

 

 

 

山田さんは大徳地区地域伝承芸能保存会長も務め、現在まで30年

近くメンバーを導いてきたそうだが、聞くと、ばちは持たないとい

う。「みんなに遠慮して見る側に回っていたら、いつの間にか裏方

になったんです。保存会長なのに、ばちを握ったことは全然ないの」

と照れくさそうに話した。

 

山田さんも藤元さんも演奏に加わることはないものの、毎週土曜の

練習には休むことなく足を運ぶそうだ。「みんな一生懸命練習して

いる姿を見てるから、発表のときは涙が出る」と山田さん。メンバ

ーも「来てくれなかったらさみしい」と、2人がチームに欠かせな

い存在だと口をそろえる。

 

(湧き水が由来)

もっくり太鼓という名前は、大徳地区に豊富にあった湧き水の呼び

名から付けられた。そこには、地域で生まれた太鼓が、湧き水のよ

うに、未来永劫尽きないでほしいという願いが込められている。

「わが子を見守っている」

山田さんは「わが子を見守っているような感じやね」と目を細める。
ような感じやね、戻る3

主婦の「趣味サークル」のような形でスタートしたもっくり太鼓だ

が、毎年小学生に指導するようになるなど、活動の幅は徐々に広が

っている。地域の伝統に。もっくり太鼓は「母」のような愛情を注

がれながら、しっかりと成長を続けている。積み重ねて大徳、ばち

持たない太鼓の「母」「伝統に」成長見守り30年。もっくり太鼓

と言う名前が実に面白いと思います。文面にいわれが書かれていま

す。太鼓はしっかりと練習しても10年はかかるでしょう。かなり

の体力も必要だと思います。その意味でも小学生から練習している

のは素晴らしいことだと思います。将来が楽しみです。

 

 

 

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