被災飯田高生金大医学類へ、大畠さん「大好きな珠洲で医師に」。

能登半島地震で被災した女子高生が金大医学類に合格し、「大好き

能登半島地震で被災

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な珠洲で医師として働きたい」という夢へ歩み始めた。飯田高普通

 
した女子高生が

科3年の大畠帆乃夏さん(18)=珠洲市宝立町春日野。小学生の
金大医学類に合格し

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頃、同居していた祖母が金沢まで治療に通う姿を見て志した地域医

 

療の道は、元日以降、満足に勉強できない苦難の連続だった。卒業

式がある3月1日は、地震発生から2カ月の節目の日。暮らしやす

い故郷にしたいと、復興への決意を胸に新たな生活を心待ちにして

いる。

 

飯田高からの金大医学類合格は11年ぶり。医師不足と偏在の解消

を目的とし、地元生徒を対象に設けられている「地域枠」での入学

で、石川県が奨学金を貸与する代わりに、大畠さんには一定期間、

指定地区での勤務が課される。

 
「大畠さんが医師を目指したのは」

(祖母がきっかけ)

大畠さんが医師を目指したのは小学校低学年の頃だ。当時、持病
小学校低学年の頃だ。当時、戻る1

を抱えていた祖母は毎月金沢に通院していた。故郷の医師不足を

実感したという。祖母が珠洲市総合病院に転院してからは、地域

の基幹病院の重要性を強く意識するようになり、医学部合格を目

標に勉強に励んだ。

 

元日は約2週間後に迫った大学入学共通テストに向け、自宅で追

い込みの真っ最中だった。突然の衝撃に、家族とともに近くの高

台に逃げた。

 

(懐中電灯の明かりで)

地震で自宅は損壊した。揺れが収まってから、母親が参考書やノ

ート、筆記具を持ってきてくれたが、それから5日間は、昼は自

宅の片付け、夜は車中泊の生活が続き、懐中電灯の明かりを頼りに

参考書を開いた。

 
「学校再開が見通せず、不自由な生活の中で」

学校再開が見通せず、不自由な生活の中で勉強を重ねた大畠さん。
勉強を重ねた大畠さん、戻る2

面接試験を経て、2月13日に合格の知らせが届いた。

 

奥能登は医師不足が顕著で、今回の地震では拠点の公立病院で退

職者が相次ぐなど厳しい環境にさらされている。それでも大畠さ

んは「地震があって苦境が続く珠洲の役に立ちたいという思いが

一層強くなった」と話す。

 
「3年間担任を務めた田喜知康大教諭」

3年間担任を務める田喜知康大教諭(37)は「1年生の頃から
(37)は1年生の頃から、戻る3

『医師を目指す』と話していた。地域医療の一翼を担ってほしい」

とエールを送った。被災飯田高生金大医学類へ、大畠さん「大好

きな珠洲で医師に」。同居していた祖母が金沢まで治療に通う姿

を見て志した地域医療の道は、元日以降、満足に勉強できない苦

難の連続だった。それでも金大医学部に合格して医師を目指して

新たな生活が始まった。将来は地域医療の立派な医師になること

でしょう。

 

 

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