1・1大震災、日本海側からのSOS、ボランティア考、遠くの息子より近くのボラ。

穴水町の70代女性は子ども2人が遠方で暮らしており、夫が亡く

穴水町の70代女性は

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なってからは1人暮らしをしている。震災で自宅は壁が崩れ、家具

子ども2人が遠方で

や家財道具が散乱した。
暮らしており、夫が

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「片付けに行くよ」と息子から一度連絡があったが、仕事が忙しい

 

のか一向に来ない。一人ではとても片付けられず、思い悩んでいる

と、近所の人がこう言った。

 

「社会福祉協議会に相談すればいい」。相談すればボランティアが

来てくれるというのだ。

「簡単に来てくれるのかな?」

「簡単に来てくれるのかな?」と半信半疑だったが、社福協に電話
と半信半疑だったが、社福協に、戻る1

した翌日にはボランティアの若者たちがやって来て、倒れたタンス

などを並べ直してくれた。

 

「これほど簡単に来てくれるならもっと早く頼めばよかった」。女

性はしみじみと語り、言葉を続けた。「遠くの息子より、近くのボ

ランティアやね」

 

(連休前に潜在ニーズ発掘)

石川県幹部は、被災家屋の片付けなどを担うボランティアの活動ピ

ークとして今週末からの大型連休を掲げ、強調した。「潜在ニーズ

の掘り起こしが重要になる」

「被災地には、先ほどの女性のように」

被災地には、先ほどの女性のようにボランティアの頼み方を知らな
ボランティアの頼み方を、戻る2

い人もいる。そんな中、潜在ニーズを今のタイミングで掘り起こ

し、ボランティアの人たちが能登を訪れやすい大型連休中に復旧を

加速させたいというのだ。

 

潜在ニーズの多さは能登の気質と関係しているかもしれない。輪島

市社福協の荒木正稔介護福祉課長がこんな話を教えてくれた。

 

ある集落からボランティアの要望が全く届かないため、社福協の職

員が「ボランティアのこと知らないのかな?」と見に行くと、その

集落は住民のつながりが強く、住民同士が協力して片付けなどを行

っていたという。

 

「奥ゆかしい」「気兼ねする」「自分でやる」・・荒木さんは能登

気質をこう表現した上で、呼びかける。「もっとボランティアを頼

ってもらっていいんです」

「住民のつながりは能登の宝であり」

住民のつながりは能登の宝であり、その力は今回の震災復旧でも発
その力今回の震災復旧でも、戻る3

揮されている。ただ、復旧の道のりは長距離走だ。途中で息切れし

ないためにも、頼れる部分はどんどん頼る。それが復興への近道と

なる。1・1大震災、日本海側からのSOS、ボランティア考、遠く

の息子より近くのボラ。気兼ねせずにもっと頼って。

 

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