1日に素潜り漁解禁、「娘にはやらせられん」、輪島の40代海女、アワビ減に危機感

「娘にはやらせられん」。7月1日のアワビ、サザエの素潜り漁解

娘にはやらせられん

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禁を前に、輪島市に住む40代の海女4人が資源が先細りして漁獲

7月1日のアワビ、

量が減少する深刻な状況を訴えた。漁場の舳倉島や七ツ島周辺での
サザエの素潜り漁

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アワビの水揚げ量は、ピーク時の約40年前と比べると1割以下に。

 

海と共に生き、国の重要無形民俗文化財の担い手でもある彼女らは

「あと10年、続けられるか分からんわ」と危機感を抱きながらも、

伝統を守る覚悟で今年も潜る。4人は同市海士町に所属する、輪島

の海女漁保存振興会長の門木奈津希さん(42)、副会長の橋本里

美さん(42)、理事の笹原麻紀さん(45)、濵谷美恵さん(4

2)。海女の女性に直接話を聞ける機会はめったにない。経歴を尋

ねると、門木さん、笹原さん、濵谷さんは中学卒業後にこの世界に

入った25年を超えるベテランで、海士町の男性に嫁いで海女にな

った橋本さんも十数年のキャリアだった。

「4人は本当にアワビがおらんなった」

4人は「本当にアワビがおらんなった」と口をそろえる。7月から
と口をそろえる。7月から、戻る1

約3カ月が漁期のアワビ、サザエ漁は、高級食材だけにやはり海女

にとって1番の収入源で「もうかるから、昔は海に入るのが楽しみ

だった」と振り返る。しかし、5、6年ほど前から海の異変を肌で

感じるようになったそうだ。

 

 

資源の枯渇は海水温の上昇などが影響しているとみられ、特に輪島

港から北へ約20キロの小島・岩礁群の七ツ島や、嫁礁周辺で深刻

な状況だという。

母や義母、祖母ら家族に海女がいて、海に出るのは「自然の流れだ

った」という4人。ただ、年々収入は落ち、生業としては厳しさが

増している。それぞれ子育て中の母親で、特に娘がいるという門木

さん、濵谷さんは「子どもにはやらせられん」と吐露する。

「駆除などに取り組んでいるものの」

(地元だけでは限界)

海士町では、アワビの稚貝の放流や、餌となる海藻を食べるウニの

駆除などに取り組んでいるものの、資源回復の兆しは見えていない。
資源回復の兆しは見えて、戻る2

国の文化財の伝承者でもある4人は、資源を残しながら、海女を続

けられることを切に願い「地元だけでどうにかしようと思っても限

界なんやと思う」と行政のさらなる支援が必要だと訴えた。

 

かつては楽しみだった漁解禁日。今は水揚げがあるか心配で、笹原

さんは「おとろしくなった」と話す。それでも、門木さんは「私ら

には海女しかないから」と海と共に生きる決意を示してくれた。

 

(伝統守る覚悟、今年も海へ)

(海水温上昇で藻場減・昨年水揚げ1・4トンに)

輪島市によると、輪島沖のアワビの水揚げ量は、1984(昭和5

9)年の39トンをピークに年々減少し、昨年は1・4トンにまで

落ち込んだ。石川県漁協輪島支所によると、海水温の上昇に伴って

藻場が減少し、アワビのエサがなくなっていることなどが要因に考

えられるという。

「近年は、海藻が生えず岩が真っ白に」

近年は、海藻が生えず岩が真っ白になる「磯焼け」現象も見られ、
なる磯焼け現象も見られ、戻る3

同じく海女がいる三重県志摩市でも漁獲量の減少が続いている。昨

年12月には国際自然保護連合(IUCN)は能登沖で捕れる3種

を含むアワビ20種を絶滅危惧種に指定した。

昨年、素潜り漁を行った海士町の海女は123人で、2008年

(205人)から大幅に減った。このうち、年齢別では40代は1

6人、30代8人、20代3人と後継者の確保も課題となっている。

1日に素潜り漁解禁、「娘にはやらせられん」、輪島の40代海女、

アワビ減に危機感。確かに海女さんの潜る時間はすごいと思います。

平均で5分位は潜るでしょうね。それも何十本も潜るのですから驚

きですね。その上獲物を見つけて取ってこなければなりません。も

う神技に近いと思います。何十本も経験をするとできるようになる

のでしょうか。それにしても大変な仕事だと思われます。

 

 

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