(3年ぶり小松基地で航空祭、迫力飛行3万人満喫、ブルーインパ
ルスに歓声)
3年ぶりの飛行ショーを待ちわびた大勢のファンが、小松に詰め掛
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けた。19日、航空自衛隊小松基地で行われた航空祭には3万人
(主催者発表)が訪れ、ブルーインパルスや飛行教導群の迫力のフ
ファンが小松に詰め
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ライトを楽しんだ。1月に同基地のF15戦闘機墜落事故で亡くな
った群司令の田中公司さん=当時(52)=はブルーインパルスの
元隊長。パイロットらは事故後初となる航空祭の開催に感謝しなが
ら、小松の空を駆けた。
(ブルーインパルスに歓声)
空自松島基地(宮城県東松島市)所属のアクロバット飛行チーム
「ブルーインパルス」は、6機で隊形を維持しながら華麗に飛行し
た。時速800キロで急上昇したり、スモークで花や星、ハートマ
ークを描いたりした。台風14号接近による風の影響で一部、機体
に負荷の少ない演目に変更し、隊員は着陸後、観衆に手を振って応
えた。
「ブルーインパルス」
ブルーインパルス隊長の名久井朋之さん(40)は元隊長の田中さ
隊長の名久井朋之さん、戻る1
んに思いをはせ「悲しい事故だと思う。それを乗り越えて航空祭が
開催され、たくさんの人が来てくれて良かった」と振り返った。新
型コロナの影響で飛行の機会に恵まれず「お客さんの前で飛べるこ
と自体に幸せを感じる」としみじみ語った。
長年親交があった田中さんを「ジョー」と呼んでいた小松基地友好
団体「ハイフライト友の会」の上出雅彦会長(70)も訪れた。上
出さんは「いつまでもジョーのことを引きずっていられない。今日
は純粋に航空祭を楽しんだ」と話した。基地で開かれた懇談会で、
馳浩知事が事故で亡くなった田中さん、植田竜生さん=当時(3
3)=のパイロット2人を悼む言葉を述べたことに「ありがたい」
と感謝した。
今回初めて設けられた有料観覧席で見届けた公務員大塚隆一さん(
52)=千葉県九十九里町=は事故について「亡くなった方や家族、
ファンにとって、とても残念なこと。教訓を生かして事故のないよ
うに努力していると思う」と話した。有料観覧席は75席設けられ
た。
「航空祭では小松基地の」
航空祭では、小松基地の第303、306飛行隊も編隊飛行を披露
第303、306飛行隊、戻る2
し、映画「トップガンマーヴェリック」とコラボした特別塗装のF
15が関心を集めた。小松救難隊も参加した。
新型コロナ対策で入場は事前申し込みで当選した人に限定した。基
地周辺ではファンが車を止め、展示飛行を楽しむ姿も見られた。基
地とIR小松駅を結ぶシャトルバスは長い列ができ、小松駅では乗客
の安全確保のため、上下線の普通列車で一部、入場制限を行った。
「小松基地の担当者は」
小松基地の担当者は「入場制限を行い、来場者は普段より少なくな
入場制限を行い来場者は、戻る3
ったが、無事に開催できて何よりです」と話した。3年ぶり小松基
地で航空祭、迫力飛行3万人満喫、ブルーインパルスに歓声。ブル
ーインパルスのアクロバット飛行は、常に危険が伴うので一瞬も気
が抜けない。6機で隊形を維持しながら華麗に飛行する姿は見事と
いうしかない。凄い時間の練習を繰り返して初めて成せる技術だと
思われます。時には恐怖を感じることもあるでしょう。全てを克服
して成せる技術です。6機のチームワークが完璧でないと事故につ
ながります。このような困難な飛行をするので、観客は感動するの
だと思います。
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