石川県の馳浩知事は25日、金沢市内で開県政報告会で、北陸新幹
石川県の馳浩知事は
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線敦賀以西の小浜ルートについて「京都を説得できていない。選択
肢を増やして、着地点を見つける努力をする段階に入っているので
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はないか」との見解を示した。米原ルートへの再考を求める声が県
内外で強まる中、「小浜ありき」で進めようとする動きに異論を唱
えた格好。「米原」を推す首長や県議からはルート転換に向けて期
待が広がった。
西田昌司氏に「京都説得を」
小浜ルートは昨年8月、戻る4
与党が2016年に合意した小浜ルートは昨年8月、工期が当初の
15年から最長で28年に延び、建設費が2兆1千億円から最大で
5兆3千億円に上振れするとの試算を国土交通省が示している。
県政報告で北陸新幹線の延伸問題を取り上げた馳知事は「9年前と
今とで数字が違う。一度決めたからといって、小浜と言い張るのは
無理がある」と強調した。
延伸区間の長い京都では、巨額の建設費負担が発生することに加
え、工事に伴う建設残土処理や地下水への影響に府民の強い懸念
がある。馳知事は、延伸を議論する与党整備委員会で、小浜ルー
トを強く推す西田昌司委員長(参院京都選挙区)を念頭に、「京
都を納得させるのは整備委員長だ。あなたは府民を説得できてい
ない」と批判した。
米原ルートには言及
米原ルートには言及
米原ルートには言及しなかった。一方で、小浜着工が23~25
しなかった。一方で、戻る1
年度の3年連続で先送りされるされることになったとし、「仏の
顔も三度までだ」とも語った。
(米原派の期待広がる)
知事の発言に「米原派」の出席者は今後の議論の進展に期待を寄
せた。
福村章県議は「一歩前進だ」と評価し、与党整備委員の佐々木紀
衆院議員も「今までより踏み込んだ発言だ」と受け止めた。
宮橋勝栄小松市長は
宮橋勝栄小松市長は
宮橋勝栄小松市長は(米原への再考に)前向きな発言になってき
前向きな発言に、戻る2
た。知事がルート転換を表明する日は近いんじゃないか」と予
想。一方、宮元陸加賀市長は「もっと踏み込んでほしかった」と
物足りなさそうに語った。
ホテル日航金沢で開かれた県政報告会には1450人(主催者発
表)が出席した。小森貴連合後援会長のあいさつに続き、佐々木
氏、宮本周司参院議員、近藤和也、西田昭二、小森卓郎、小竹凱
の各衆院議員、善田善彦県議会議長が順にあいさつした。閉会あ
いさつに立った後援会「はせ浩銀河の会」の米沢寛会長は来年春
の知事選に向けて出席者の支援を呼び掛けた。
馳知事は、能登半島地震
馳知事は、能登半島地震
馳知事は、能登半島地震、奥能登豪雨からの復興に取り組む意欲
奥能登豪雨からの、戻る3
も語った。被災した住宅の補修に関し、被災者にイメージもらい
やすいよう修繕のモデルプランを示すと報告した。