窒素タンクを用意して糸に窒素を付けて、水洗いして乾燥させながら、溝ドラムで巻き取る

(窒素タンクを用意して糸に窒素を付けて、水洗いして乾燥させな

がら、溝ドラムで巻き取る)

窒素タンクを

窒素タンクを用意して窒素が漏れないことを検査して巻取り機械の



内部リンク

ほぼ中央部に配置する。窒素は70度位に熱してその中に糸を通し

 

て浸透させて出てきた糸を、水洗いして乾燥室で乾燥させながら、
用意して窒素が

溝ドラムで巻き取る。溝ドラムは等糸速巻取りをしますが糸が少し
漏れないことを

外部リンク

暴れるのでダンサーロールを取付けます。ダンサーロールが安定す

 

ると巻取り速度も安定します。糸速は150m/min前後で巻取りま

す。あまり速く巻き取るとダンサーロールが暴れて安定しません。

あまり遅く巻き取ると、糸の品質が安定しません。

「70度位に窒素」

70度位に窒素を温めるには上部、中央部と下部に3本の3Kw程
温める、戻る1

度の電気ヒーターを取付けてそれぞれを独立して3台の温調器にて

一定温度に制御します。ここで難しいのは窒素タンクが全体的に一

定温度にはなりません。そこで3台の温調器の設定温度を2度ほど

ずらして窒素タンクが全体的に一定温度に、なるようにしますがこ

れも難しい作業で何度も実際に実験をしてどの電気ヒーターを何度

に、設定するかを決める必要があります。この作業は理論と実験値

が合わなくて非常に悩んで苦労しました。窒素タンクに小さなファ

ンモータを入れて攪拌すれば良いのですが、70度の高温に耐える

ファンモータがないのです。

 

それとファンモータで攪拌すると中を通っている糸の走行が不安定

になるのです。この方法は2つの理由で使うことはできませんでし

た。後は3台の温調器のベストな設定方法を実験を繰り返して見つ

けるしかありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう一つ困った」

もう一つ困ったのはダンサーロールに上限と下限のストッパーを付
ダンサー、戻る2

けないと一度でも暴れると長時間、不安定になり安定した糸の巻取

りが出来なくなり糸がダメになります。これも何回も実験をしてベ

ストな位置を見つけてそこに取付けました。これは以外と上手くい

きました。

 

給糸の所には2個のゴムローラーで糸を挟んで送り出し装置を付け

ました。これがないとやはりダンサーロールが安定しません。これ

も以外と上手くいきました。

 

最後にダンサーロールを制御するのにシーケンサのソフトでこの制

御が上手く出来るようにすることです。このソフトには以外と苦労

しました。というのはダンサーロールには必ずオーバーシュートが

あるので精度高いソフトにしないと、ダンサーロールが不安定にな

り巻取りが上手く出来ません。応答速度をかなり速くして対応しま

した。

「窒素タンクから」

ユーザーは窒素タンクから窒素が漏れていないかを何回も入念に計
窒素が、戻る3

器によって検査していました。何回も検査しても窒素の漏れはなか

ったようです。糸を入れなければならないのでドアが付いています

。そこのパッキンが完璧だったようです。本当に良かったです。み

んな窒素の漏れを心配していました。実際にテスト巻きをしました

が成功しました。この頃は特注品ばかりで設計するのが本当に大変

でした。窒素タンクを用意して糸に窒素を付けて、水洗いして乾燥

させながら、溝ドラムで巻き取る。なぜ窒素を付けるのかは企業秘

密で答えてもらえませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

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