「試練の夏」子ども食堂は今、会食ー弁当容器代重く、スタッフと会場確保に腐心

(「試練の夏」子ども食堂は今、会食ー弁当容器代重く、スタッフ

と会場確保に腐心)

石川、富山県内の

石川、富山県内の子ども食堂が「試練の夏」を迎えている。長引く



内部リンク

コロナ禍に加えて、ウクライナ情勢を受けた物価高が追い打ちを掛

子ども食堂が

け、以前に増して厳しい運営を強いられているためだ。助成金や寄
試練の夏を迎えて

外部リンク

付で赤字を補い、採算ギリギリで乗り切っているところも。感染症

 

対策、スタッフや場所の確保にも腐心する現場に迫った。

 

(石川)

8日、金沢市窪1丁目の高台にある閑静な住宅街。暮れかかると突

如、車の列ができた。向かう先は集会所だ。月4回、地元住民によ

る子ども食堂「窪高見台こども+おとな食堂」が開設されている。

「元気にしとった?」安否確認を兼ねて、手作りの弁当90人分が

玄関先で配られた。大人は300円、高校生以下は無料だ。ひとり

親家庭は代金が免除されている。

 

子ども食堂は本来、地域の児童や高齢者が集まって会食する交流拠

点であるが、コロナを機に様変わりした。同じ場所で食べるのが難

しくなり、今では持ち帰り用弁当の配布が当たり前に。「部屋でお

年寄りがくつろいで、周りを子どもが走り回っていたんやけどねえ」

。波並ふみ子代表(64)は以前を懐かしむ。

 

(容器品薄、20~40円)

金沢市内に同日現在、16カ所ある子ども食堂の拠点となっている

「かなざわっ子nikoniko俱楽部」によると、コロナ対策を講じ

て会食を続けているのは市内で1カ所しかない。高齢者施設が会場

の子ども食堂は、入居者が重症化する恐れがあるとして休止が続く。

「学校給食の調理員」

学校給食の調理員だった波並さんの子ども食堂は、栄養や彩りのバ
波並さんの、戻る1

ランスが取れているのが自慢だ。だが収支のバランスには頭を抱え

る。弁当に置き換わったことで必要になった容器代は値上がりし、

1枚当たり20円ほどに。丼用となると40円もする。飲食店がテ

ークアウトに力を入れると品薄になり、今も納品まで1週間待ちと

いう。

 

寄付を受けた食材を生かし、足りない食材は寄付金を手に特売日の

スーパーを回って買い求めるが、高値のタマネギには手を出せない。

「油に調味料、消耗品の手袋まで高くなり、ギリギリでやっている。

容器代がさらに高くなれば、心苦しいけれど、ひとり親家庭からも

お代を少しいただくことになるかも」と腕を組む。節約しても、こ

の日は2千円超の赤字だった。

 

 

(離れていくスタッフ)

6、7人のスタッフは全員が無償だ。「現状で人件費を出すのは無

理。それでも運営できる人数がそろっているだけ恵まれている」と

波並さんは感謝する。県内にはスタッフが足りずに困っているとこ

ろもあるからだ。

 

ある子ども食堂では、高齢のボランティアがコロナ感染予防のため、

いったん離れた。いずれ復帰するつもりだったが、自粛期間中に体

力の衰えを感じて諦めたケースもあった。また、行動制限が解除さ

れると、再開した祭りの準備や文化サークルに参加するため、手伝

いができなくなった人もいるという。

 

開設場所の確保も大きな課題となっている。かなざわっ子niko

niko俱楽部の喜成彩加事務長(27)によると、開設場所の賃

貸料が高くなり、運営できなくなった子ども食堂もあった。児童館

など子どもが集まる施設に開設したくても、夕方以降は閉館してい

たり、すでに予約で埋まっていたりして定期開催が難しいという。

「調理設備が整った」

調理設備が整った場所は限られており、新設を難しくしているよう
限られており、戻る2

だ。そのため市町に小学校の給食調理場の貸し出しを求める動きも

出ている。

 

昨年の全国的な調査では、県内で確認された子ども食堂は37カ所

で、20年調査から23カ所減った。コロナの影響で休止が相次ぎ、

減少率38%は全国最大だった。

 

(「食材に割引制度を」)

複数の子ども食堂スタッフから切実な声として上がったのは、ムラ

のない定期的な支援だ。企業・団体や個人からの寄付に助けられて

いるのは間違いないが、寄付が少ない月が続くと運営が安定しない。

 

波並さんは「スーパーが見切り品を優先的に譲る、子ども食堂用な

ら割引価格で食材を買えるなどの仕組みが整ってほしい」と願う。

喜成さんは寄付受け入れの調整に追われる事務員の人件費が確保で

きていないことも改善すべき点に挙げた。

「コロナ禍であろうと」

コロナ禍であろうとなかろうと、子ども食堂が活動を持続でき、未
なかろうと、戻る3

設置の自治体や校下に広がるかは、官民挙げての支援のあり方や仕

組み作りに掛かっている。「試練の夏」子ども食堂は今、会食ー弁

当容器代重く、スタッフと会場確保に腐心。確かに今は物価高にな

った。円安と石油とガスの高騰などあらゆるものが高くなった。ロ

シアのウクライナ侵攻の影響は大きい。物価高は子ども食堂にとっ

て深刻な死活問題である。自然減であるが頑張ってほしいと思いま

す。貧しい子どもが多くいることを知りました。

 

 

コメント(以下に書いて下さい)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です