(第7波で保健所逼迫、自宅療養の問い合わせ増、金沢市、1日8
00人に連絡)
新型コロナの流行「第7波」で感染者が急増し、健康観察や相談対
内部リンク
応に当たる石川県内の保健所業務が逼迫している。県や金沢市は応
援職員の派遣に加え、感染者への連絡をメールに変更するなどして
健康観察や相談
外部リンク
効率化に努めるが、業務量は拡大する一方だ。専門家からはコロナ
が全数把握の「2類相当」になっていることに関し、柔軟な運用を
すべきとの声が上がっている。
(効率化、メールに変更)
「陽性との届け出があり連絡しました」「濃厚接触の方はいますか」
27日午後4時半、金沢市西念の市保健所では、職員が感染者への
連絡の業務に追われていた。電話のコール音が響く中、受話器を片
手に聞き取った患者の状況などを書き留めていた。
「感染者に連絡し、症状や」
感染拡大を受け、今月19日以降は1日当たり800人前後の新規
感染者に連絡し、症状や重症化リスクの有無などを確認している。
重症化リスクの有無、戻る1
持病の有無や年代などを基に優先順位を決めており、連絡が2日後
になるケースもある。自宅から医療機関への移送手配に関する業務
がほぼなくなった一方、自宅療養の軽症者からの電話相談が増えて
いるという。
市は、他部署からの職員派遣などで保健所の人員を通常の42人か
ら62人体制に増強。感染者への第一報の連絡を携帯電話のSMS
(ショートメッセージサービス)に切り替えた。
ただ、絶対的な業務量が増加しており、コロナ担当の地域保健課職
員25人のうち17人は、7月の時間外勤務時間が既に過労死ライ
ンとされる月80時間を上回っている。越田理恵所長は「日付をま
たいで勤務したり、休日出勤したりする場合もある。応援職員の協
力で何とか乗り切りたい」と話す。
一方、県保健所でも今月下旬から患者への連絡を電話からスマート
フォンのメールに切り替えた。感染者が多い石川中央、南加賀の2
保健所には、県庁から職員を派遣している。
「県職員の一人は感染者は」
(「インフル並みに」)
県職員の一人は「感染者は今後も増える可能性があり、職員数は正
今後も増える可能性、戻る2
直言って足りない」と漏らす。別の県職員は感染症法上の分類を2
類相当から5類相当に引き下げる案について「現場の負担を減らす
ため、5類に引き下げ、インフルエンザのように定点把握に変える
ことも選択肢ではないか」と話した。
(開業医「てんてこ舞い」)・発熱外来やワクチン接種
コロナの感染拡大には金沢市内の開業医も頭を悩ませている。市医
師会長を務める半田内科医院(同市小立野3庁目)の鍛治恭介院長
は「発熱外来だけで1日に10~20人が来院し、さらにワクチン
接種が多い時には30人、市民対象の健診が10人弱など、最近は
毎日てんてこ舞いだ」と語った。
「ここ10日ほど、開院から1時間以内に発熱外来の予約が埋まっ
てしまう」話すのは、さかもと内科クリニック(同市古府2丁目)
の坂本茂夫院長。診察希望者が多いため、症状がない濃厚接触者は
断っているといい「重症化しそうな人を優先せざるを得ない」と苦
しい胸の内を語った。
「みずきクリニック」
みずきクリニック(同市みずき1丁目)の木村寛伸院長は「ワクチ
木村寛伸院長は、戻る3
ン接種希望者と発熱外来の受診者が接触しないように配慮している」
と話した。
(2病院に発熱外来)・31日、金沢市医師会
金沢市医師会は日曜日の31日、かがやきクリニック(同市疋田1
丁目)とはしもと医院(同市玉川町)に発熱外来を設ける。時間は
午前9時~午後0時半。県と県医師会は21日、各地の医師会に、
休日や夜間の当番医態勢の充実などを求める通知を出している。第
7波で保健所逼迫、自宅療養の問い合わせ増、金沢市、1日800
人に連絡。ここに来てコロナのBA5の感染者が急増している。保健
所は過労死ラインを超える時間外勤務をしている所が急増している。
その上、休日勤務までしているのである。これではいつ過労死する
人がでても不思議ではない状況だ。何とかして過労死は防がなけれ
ばならない。みんなで知恵を出し合って協力してもらいたい。医療
従事者には感謝しかありません。
コメント(以下に書いて下さい)