サル痘感染国内初確認、専門家「拡大リスク低い」治療体制整備急ピッチ

(サル痘感染国内初確認、専門家「拡大リスク低い」治療体制整備

急ピッチ)

サル痘の感染者が

サル痘の感染者が日本国内で初確認された。欧米のみならず韓国や



内部リンク

台湾など既にアジア各国でも確認されており、水際対策を緩和した

 
日本国内で初確認された

日本への流入は時間の問題とみられていた。専門家は新型コロナウ
欧米のみならず韓国や

外部リンク

イルスのように爆発的に広がるリスクは低いものの体制整備が重要

 

と指摘。政府はワクチン接種や治療の準備を急ピッチで進めている。

 

国立感染症研究所などによると、サル痘はウイルスを持つ動物にか

まれるなどして感染する。人から人へも感染するが、簡単にはうつ

らない。経路は体液や発疹に触れることによる接触感染が主で、空

気感染はしない。

 

(冷静な対応を)

世界保健機関(WHO)によると、今回の流行では男性間での性的接

触による感染が多い。ただし女性の事例もある。サル痘に詳しい感

染研名誉所員の西條政幸・札幌市医療政策担当部長は「発症前に感

染を広めることは考えにくく、新型コロナのように知らぬ間に大き

く広がるリスクは低い」と説明。国内で初の例が確認されたが、冷

静な対応を呼びかける。

 
「有効な予防策となるのが」

有効な予防策となるのが天然痘ワクチンの接種だ。米疾病対策セン
天然痘ワクチンの、戻る1

ター(CDC)によると約85%の発症予防効果があり、ウイルスに

接してから14日以内に接種すれば重症化を防ぐ効果も期待できる

としている。西條さんは「濃厚接触者にワクチンを迅速に打つなど

の対策で、症状の軽症化や広がりの抑制が期待できる」とする。

 

国内でも天然痘ワクチンは備蓄されているが、サル痘予防のための

接種は薬事承認されていない。そこで政府は、未承認の薬を治療に

使えるか探る「特定臨床研究」という特別な枠組みを使い、接種で

きる研究を国立国際医療研究センター病院(東京)で始めた。

 

 

(各県で検査可)

接種対象は患者の濃厚接触者で、他府県で発生した場合は職員が出

向いて接種をする。同病院では患者の診察も想定されるため、医師

ら職員50人に対して事前接種も実施した。また米企業が開発した

天然痘の経口治療薬についても同様の枠組みを使い、東京、愛知、

大阪、沖縄の4都府県で投与ができるようになった。

 

厚生労働省は検疫所で出入国者に注意喚起をするほか、自治体には

受け入れ体制を確保するよう通知。全国の地方衛生研究所に検査の

試薬などを送付、各都道府県で検査が可能となった。西條さんはス

ムーズに検査や治療にアクセスできる体制が大事とし、「医療機関

側も、疑い患者が受信した場合の想定をしておいてほしい」として

いる。

 
「欧州連合(EU)欧州委員会は」

(天然痘ワクチンをサル痘用で販売承認・EU欧州委)

欧州連合(EU)欧州委員会は、デンマークのバイオ医薬品企業バ
デンマークのバイオ医薬品、戻る2

バリアン・ノルディックの天然痘ワクチンをサル痘予防用として販

売することを承認した。同社が25日、発表した。EU加盟27カ

国のほか、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインで販売

可能となる。

 

欧州医薬品庁(EMA)が22日に承認を勧告していた。ババリアン

製の天然痘ワクチンは米国とカナダでもサル痘用として承認されて

いる。

 

天然痘に似た症状のサル痘は欧州を中心に感染が拡大。WHOが2

3日に「緊急事態」を宣言するなど対策が急務だ。

 
「欧州委はババリアン社から」

欧州委は、ババリアン社から約11万回分のワクチンを調達する契
約11万回分のワクチンを、戻る3

約を結んでいる。サル痘感染国内初確認、専門家「拡大リスク低い」

治療体制整備急ピッチ。新型コロナ以外にこのようなサル痘の感染

までもが確認されて世界の各国は対応に追われている。幸い感染力

は弱そうなので拡大リスクは低いと言われている。ただし治療体制

は整備しておかなければならない。

 

 

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