(富山55・4%、福井53・7%、戸別訪問で急上昇、ポイント
5万円「不公平」)
「ローラー作戦」
富山県では朝日町が10月下旬、職員が約4200の全世帯を手分
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けして戸別訪問訪問し、マイナンバーカードの取得を促す「ローラ
ー作戦」を展開した。この結果、県内の市町村別で最下位に低迷し
約4200の全世帯を
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ていた朝日町の交付率は11月末時点で3位の58・9%と急上昇
した。
総務省が公表している11月末時点のマイナンバーカード交付率を
みると、富山県全体は高い方から12番目の55・4%で、県内の
市町村別では南砺市の62・0%がトップ。最も低いのは入善町の
50・6%となっている。11月末時点で入善のほか、富山、滑川
の3市町がデジタル田園都市国家構想交付金要件の「53・9%」
を下回っているが、いずれも富山新聞社の取材に対し、申請率は5
3・9%を上回っていると回答した。
役場本庁課長以下の全職員94人による個別訪問を10月下旬に実
施した朝日町は11月下旬からは小中学校で、保護者から希望のあ
った児童生徒向けの出張申請受付にも取り組んでいる。朝日町の4
月1日時点の交付率は15市町村で最下位の35・2%で、町は取
得推進に向け、今年度当初予算の238万円に加え、補正予算で8
10万円の事業費を追加。担当者は「来年度はカードを利用し、コ
ンビニで住民票や印鑑証明を取得できるサービスを開始したい」と
語る。
「このほか、魚津市は今月」
(商品券は魚津のみ)
このほか、魚津市は今月、出張申請会場でショッピングセンターの
出張申請会場でショッピング、戻る1
商品券などを申請者に贈る取り組みをスタートさせた。滑川市は1
1~12月に新型コロナワクチンの集団接種会場、高岡市は今月1
8日に御旅屋セリオに窓口を出張して申請を受け付けるほか、上市
町は今月から役場内に65歳以上のサポート窓口を設けるなど、各
自治体とも年末までの追い込みに余念が無い。
富山市は9月から各地域の行政サービスセンターや地区センターな
どでサポート窓口を巡回方式で開設し、11月末までに計1873
人を受け付けた。
マイナンバーカードの取得促進を巡っては、8月に開催された「ワ
ンチームとやま連携推進本部会議」で、新田八朗知事が15市町村
長に対し、県が出張申請受付を支援する方針を示した。県はさらに、
セキュリティー面に不安を感じる人のために、安全性を解説する動
画を11月末、特設サイトで公開した。カードのICチップにはプラ
イバシー性の高い情報が入らないことや、不正に情報を読み出そう
とするとチップが自動で壊れることなどを紹介している。
「福井県は11月末時点で」
(福井53・7%)
福井県は11月末時点で県全体の交付率が53・7%と、北陸三県
県全体の交付率が53・7%と、戻る2
で最低となっている。17市町の中で最下位となっているのが47
・6%の敦賀市だ。
(0~2歳児に)
敦賀市では子育て世帯への支援として、0~2歳児に月最大5万円
分のマイナポイントを付与するため、事業費約1億3千万円を一般
会計の9月補正予算案に盛り込んだ。
しかし、ポイントの利用はカードを保持していることが前提で、交
付率が50%に満たない状況では「不公平感を生む」などの指摘が
市議会側からあり、結局、予算案から事業費が削除されることにな
った。市の担当者は「現金給付なら所得として扱われ、税金が増え
る可能性を考えてポイントにしたが、市議会の理解を得られなかっ
た」と話す。
「市は11月から各公民館で」
市は11月から各公民館で申請支援を行っているほか、土日や夜間
申請支援を行っているほか、戻る3
でもカードを受け取れる仕組みを設けており、申請者は増えている
という。一方で、担当者は「もっとカードのメリットを国がはっき
り示してくれれば、取得する人は増えると思う。自治体は地道に呼
び掛けることしかできない」と語った。富山55・4%、福井53
・7%、戸別訪問で急上昇、ポイント5万円「不公平」。富山と福
井は数字に大きな差はない。ポイント5万円の付与はマイナカード
を保持している人といない人では確かに不公平感が生まれる可能性
が高いと思われます。これは市議会で認められませんでした。確か
にカードを保持している人はいろんな面で有利ですが、安全性を考
えると不安が残ります。
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