10、11月に開催される国民文化祭(いしかわ百万石文化祭20
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23)のメイン行事「皇居三の丸尚蔵館収蔵品展」に向け、石川県
文化財保存修復工房(金沢市)で収蔵品の修復が始まった。工房が
いしかわ百万石文化祭
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尚蔵館収蔵品を手掛けるのは初めてで、17日から一般公開される。
加賀藩13代藩主前田斉泰が8種の書体で記した8幅の書「八體書」
など、皇室に伝わる貴重な品を直す作業を間近で見てもらい、展示
会への関心を高める。
「八體書の1幅の大きさは」
(きょうから作業公開)
八體書の1幅の大きさは縦135センチ、横50センチ。表具下部
縦135センチ、横50センチ、戻る1
の軸木には、全体をぴんと張らせるために重しとして鉛がはめ込ま
れていたが、酸化して膨張し、表具が一部破損していた。
書そのものにも影響が出かねないため、文化財保存修復工房では鉛
を除去した上で、軸木と同じスギ材で埋める作業などを進めている
。鉛の膨張痕には柔らかいはけなどでクリーニングを行い、裏面か
ら水分を与えて元に戻す。
「このほか、俵屋宗達筆扇面散屛風」
このほか、俵屋宗達筆「扇面散屛風」の下地に使われた「下張文書」
の下地に使われた下張文書、戻る2
4枚の修復を行う。下張文書は文面から当時の暮らしぶりなどが分
かることがある。このうち1枚には寛永年間初めの噺本「きのふは
けふの物語」の貸し借りについて書かれており、屛風の制作年代を
推定する参考になる。
いずれも破損などがあるため、紙質を調べて補修紙を選び、紙をす
く際にできた目を合わせ、破れた箇所の形に沿うように新しい紙を
のりで貼り付ける。
工房での修復は収蔵品展に向けて県が宮内庁に依頼した。工房学芸
員の村瀬博春担当課長は「得がたい機会をいただき、さまざまな知
識が深まった」と話した。
宮内庁三の丸尚蔵館の高梨真行主任研究官は八體書について、「地
域由来の物をその地域で直せるのは良いことだ。鑑賞した地元の人
から新たな情報が得られるといい」と期待した。
「作業は30日まで公開する」
作業は30日まで公開する。修復後は収蔵品展の会期である10月
修復後は収蔵品展の会期である、戻る3
14日~11月26日に、県立美術館か、工房のある同館広坂別館
で作業の様子を紹介するパネルとともに展示する。県文化財工房、
皇室の宝物金沢で修復、きょうから作業公開、加賀藩13代藩主
の書など。金沢は確かに芸術の盛んな街であると思います。美大
があり、小さいですがレベルの高いオーケストラもあります。そ
れに多くの小説家や有名な哲学者までおりました。世界中の哲学
者が現在も善の研究を追究しています。
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