太郎と巡る谷口建築、世界へ飛躍の足がかり、金沢市立玉川図書館

(太郎と巡る谷口建築、世界へ飛躍の足がかり、金沢市立玉川図書館)

東京・銀座6丁目商業施設「GINZA SIX」の設計を練って

東京・銀座6丁目

内部リンク



いた谷口吉生氏はふと、建設予定地の前で小さな石碑に目をとめた。

商業施設「GINZA SIX」

赤い石に「商法講習所」「一橋大学発祥の地」とあり、側面には設
の設計を練って

外部リンク

計者として父吉郎氏の名が刻まれていた。

 

吉郎氏が国内第1号の文学碑とされる徳田秋声文学碑など数多くの

記念碑を残したことは知っていたが、まさか銀座で目にするとは。

自身が手掛ける銀座最大の建築の前で、銀座最小の「建築」を見て

心底驚いたと後につづっている。同時に父親に見守られているよう

な安心感を得たかもしれない。

 

吉郎氏と吉生氏の作品が時代を超えて競演したり、吉郎氏の意匠を

吉生氏が再現したりする例は、東京国立博物館や金沢建築館でも見

られた。ただ、2人の共作となると、吉生氏が亡くなる前年の末に

完成した金沢市立玉川図書館が唯一である。

「1979年春に開館」

(歴史的建造物を保存)

1979年春に開館した玉川図書館が目指したのは、歴史的な建造
した玉川図書館が目指した、戻る1

物を活用した現在の近世資料館と、最新の機能を付加した現代的な

図書館が並び立つ複合施設だった。

 

 

総合監修を務めた吉郎氏は、1913年に建てられた旧日本専売公

社金沢たばこ工場の赤レンガ造りの外観をそのまま残すことにし、

内部にコンクリートの構造物を設置することなどに苦心した。金沢

市の伝統環境保全条例の制定につながる提言や、明治期の建築を保

存する「明治村」の創設などに奔走した吉郎氏にとって、とりわけ

使命感に燃える仕事だったろう。

 

一方、吉生氏は、暗く堅苦しかったという図書館のイメージ払拭に

専心した。本棚が並ぶホールを広いガラス窓で覆い、開放的な空間

とした。中庭と隣接する玉川公園が一体になったようで、あたかも

穏やかな日の光を浴びながら屋外で読書しているような感覚にさせ

られる。外観は年を経ても錆が風合いを醸す鋼材を使った壁や、指

輪をかたどったような玄関の意匠など、今も斬新さは薄れない。

「吉生氏は当時自ら設計事務所」

(父の故郷が背中押す)

吉生氏は当時、自ら設計事務所を開設して間もなかった。「父の故
開設して間もなかった、戻る2

郷の金沢が子の背中を押し、世界へ送り出した」。東北大大学院の

五十嵐太郎教授は、吉生氏が後に多くの美術館など公共建築を手掛

けるようになった足がかりが玉川図書館だったとみる。

「谷口親子ゆかりの地に」

谷口親子ゆかりの地に住む者として、誇らしい気分になる。せんえ
住む者として誇らしい気分、戻る3

つだが、この先も見る人、使う人を温かく包み込む作品を生み出し

てほしいと願いながら、さらなる谷口建築を追いかけたい。太郎と

巡る谷口建築、世界へ飛躍の足がかり、金沢市立玉川図書館。谷口

建築にはいつも驚かされます。吉郎氏と吉生氏の親子はどちらも、

ずば抜けて頭が良くてしかも才能も素晴らしいものを持っていると

思われます。その上、2人とも緻密な計算ができます。特に吉生氏

はハーバード大学へ留学して勉強してきています。2人とも世界に

通用する建築家だったのでしょうね。この事務所からは他にも多く

の有名な建築家を輩出してきています。

 

 

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県産と同じDNA、「韓国のルビーロマン」国鑑定、苗木流出か、県、第三国の商標登録進める

(県産と同じDNA、「韓国のルビーロマン」国鑑定、苗木流出か、

県、第三国の商標登録進める)

石川県が開発した

石川県が開発した高級ブドウ「ルビーロマン」と称するブドウが韓



内部リンク

国で流通している問題で、国のDNA鑑定の結果、県産と同じ遺伝子

高級ブドウルビーロマン

型だったことが2日、県への取材で分かった。同一品種とみられ、
と称するブドウが

外部リンク

県内から苗木が流出した可能性が高い。県は韓国で品種や商標の登

 

録を行っていないため韓国内での販売を止める手立てはなく、ブラ

ンド価値を守るため、県は各国で商標登録を行い、韓国からの輸出

を防ぐ。

(県、第三国の商標登録進める)

韓国ではソウルの百貨店で昨年から「ルビーロマン」が販売されて

いる。新型コロナの行動制限がなくなったことから、県は今年8月

上旬に現地で4房を約6千~8千円で購入し、国立研究開発法人農

業・食品産業技術総合研究機構に依頼して遺伝子を調べた。

 

県によると、韓国の物は県産の出荷基準に比べて糖度が約3度低く、

粒の大きさが2割ほど小さかった。全体に着色ムラがあり、房の形

が整わないなど、県産の基準に達していない。

 

ブドウの栽培には苗木による接ぎ木が必要となる。ルビーロマンは

実を付けるまで約5年かかるため、苗木の流出は5年以上前とみら

れる。

「県は流出を防ぐため」

県は流出を防ぐため、生産者に苗木を提供する際、第三者に苗木を
生産者に苗木を提供、戻る1

譲渡しないことや、剪定した枝の粉砕・焼却を徹底することを求め

る契約書を生産者と交わしており、生産者側は譲渡や盗難の事実は

ないとしている。

 

 

 

 

 

 

県は韓国産が第三国に輸出され、県産の輸出に影響しないように、

海外での商標登録を進める。すでに台湾での登録は終え、米国や欧

州各国、シンガポール、香港など46カ国・地域で手続きを行って

いる。

 

県農林水産部の担当者は「大変残念で、事実を重く受け止める。苗

木の入手経路を調べていく」と話した。

「生産者でつくるルビーロマン」

(大田会長肩落とし「なんとも言えない」)

生産者でつくるルビーロマン研究会の大田昇会長=かほく市=は
研究会の大田昇会長、戻る2

「もはやどうしようもできず、なんとも言えない」と肩を落とした。

県産は厳しい出荷基準を設けており、近年輸出も増えているとして

「県産の良さをPRしていくしかない」と強調した。

 

(未登録の代償大きく)

韓国で「ルビーロマン」として流通していたブドウが石川県産と同

じ遺伝子型を持つことが明らかになったが、販売差し止めを訴える

法的根拠はなく、泣き寝入りするしかないのが現状だ。県は「海外

展開を想定していなかった」として当初、手続きが煩雑な海外での

商標、品種登録を進めてこなかった。その代償は大きい。

 

国内で開発されたブランド農産品が海外に無断流出し、栽培される

事例はルビーロマンに限った話しではない。例えば、高級ブドウ

「シャインマスカット」は中国への流出だけで年間100億円以上

の損失が発生しているとされる。政府も危機感を強めており、昨年

4月に育苗法を改正し、ルビーロマンなどブランド農産品の種や苗

を海外に持ち出すことを原則禁止した。

「県産の出荷基準を満たして」

県産の出荷基準を満たしていない韓国産の「ルビーロマン」の流通
いない韓国産のルビーロマン、戻る3

が広がれば、本家のブランド価値が低下する。今は同じケースが出

てこないよう、海外での登録手続きを急ぐほかない。県産と同じD

NA、「韓国のルビーロマン」国鑑定、苗木流出か、県第三国の商標

登録進める。新しいものを開発したら最低でも商標登録はすべきで

す。海外のみならず国内でも、同じものを作られたら非常に困りま

すからまずは商標登録は行いましょう。工業製品は特許出願がベス

トですから商標登録から特許出願に切り替えることができます。ケ

ースバイケースで使い分ければいいと思います。特許出願は高いで

すが商標登録は安いです。

 

 

 

 

 

 

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川北の島集落5、天下の「松下」が来た、伏流水も誘致の武器、進出企業は40社

(川北の島集落5、天下の「松下」が来た、伏流水も誘致の武器、

進出企業は40社)

1984(昭和59)年

1984(昭和59)年9月14日、北國新聞の1面トップに大き



内部リンク

な特ダネが載った。「松下電器が川北町進出」。町制施行から4年、

 
9月14日、北國新聞の

最初の誘致企業は、「ナショナル」のブランド名有名な国内トップ
1面トップに大き

外部リンク

メーカーだった。農業が中心だった小さな町で町民が「天下の松下

 

が来るのか」と驚いたことは、想像に難くない。

 

当時の記事にはこうある。「県内の工場適地を極秘調査のうえ、全

国の手持ち用地とも比較検討した結果、川北町への進出に踏み切っ

た」。あれから38年、松下はどうなったのか。

 

(進出企業は40社)

川沿いの山田先出立つ白色の巨大な建物「ジャパンディスプレイ

(JDI)石川工場」。元は松下電器産業(現パナソニック)がテ

レビ受像機と部品を生産する工場が立っていた。

 
「周辺は幹線道路に近く」

周辺は幹線道路に近く、手取川の伏流水が豊富に使える。幾度もの
手取川の伏流水が、戻る1

氾濫にならされた土地は頑丈だ。塩害の心配もない。「島集落」の

地理条件は誘致の武器となった。「あの松下が進出」という事実が

川北の地に箔を付け、その後の進出企業は40社近くになった。

 

ハチバン(金沢市)は96年4月、手取川沿いの島集落である田子

島で「ハチバンフーズパーク」を開設した。「8番らーめん」の麺

やたれ、、餃子の生産拠点で、麵の年間生産量は874万玉に上る。

「手取川の軟水を使うと、程よい粘りと硬さがある麵に仕上がり、

たれもうま味を引き出せる」と谷内敏隆フーズセンター長が水質の

高さに胸を張る。手取川の恵みの水は、県民のソウルフードを支え

ているのだ。

 

(1丁目1番地)

町制施行以来、企業誘致を推進したのは西田耕豊元町長だった。8

3年4月の町長就任直後、西田氏は町幹部を集めて号令した。「町

が生き残るには企業誘致しかない。税収を増やすため工場用地造成

に取り組め」

 

 
「号令一下、町職員は布団を」

号令一下、町職員は布団を役場に運び入れ、泊まり込みで準備を進
役場に運び入れ、泊まり込みで、戻る2

めた。その熱意が最初に実を結んだのが松下だった。84年10月、

旧県庁で中西陽一元知事の立会いの下に松下側と立地協定書を調印

した西田氏の表情は、やる気に満ちていた。

 

西田氏の下で、町産業経済課長として誘致活動に奔走した元町収入

役の戸成博幸さん(82)は「当時の町の財政状況は決して良くな

かった。企業誘致に町の将来が懸かっていたからね。大変やったけ

ど、今ではいい思い出や」と懐かしむ。

 

西田町政で総務課長や副町長を務めた前哲雄町長も、その思いを引

き継ぎ「企業誘致は1丁目1番地の重要施策」と強調する。町が造

成した5工業団地のうち、空きがある東部地区工業団地の進出には

4社が名乗りを上げ、交渉が続く。

 
「先人が暴れ川と闘って」

先人が暴れ川と闘って生まれた「島集落」には事業所が集い、税収
生まれた島集落には、戻る3

を上げて町の住民サービス向上に結びついた。この地の川筋根性は

今、企業誘致への熱意となって現れている。川北の島集落5、天下

の「松下」が来た、伏流水も誘致の武器、進出企業は40社。川北

町は全国でも住み良いのベスト3に入っていると思います。松下以

来多くの企業が進出しています。税収は相当に入ると思われます。

中でも東レの工場は1番、大きいと思いますから税収も最高額でし

ょう。川北町は本当に素晴らしい町になりました。これも先人たち

の努力のたまものです。特に東レの工場が進出してからさらに発展

したのでしょうね。

 

 

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全数把握都道府県が判断、馳知事「見直すべきだが意見聞き方向性」届け出は高齢者らに限定

(全数把握都道府県が判断、馳知事「見直すべきだが意見聞き方向

性」届け出は高齢者らに限定)

政府は24日、新型

政府は24日、新型コロナウイルスの流行「第7波」で業務が逼迫



内部リンク

する医療機関や保険所の負担軽減のため、感染者の全数把握の方法

コロナウイルスの流行

を見直す方針を表明した。発生の届け出を都道府県の判断で高齢者
「第7波」で業務が逼迫

外部リンク

ら重症化リスクが高い人に限定できるようにする。感染者数と年代

 

別の内訳を毎日公表することを前提に、知事が厚生労働相に申請し

た場合に認める。石川県の馳浩知事は、医療関係者の意見を聞いて

見直すかどうか判断する考えを示した。

 

(届け出は高齢者らに限定)

手続きが順調なら25日から申請を受け付ける。全数把握の見直し

に関し、馳知事は金沢市内で報道陣に対し「遅きに失した。都道府

県に任せるというのはちょっと違うと思う。ガイドラインぐらいは

示すべきだ」と苦言を呈した。「私自身は見直しすべきという立場

だ」とした上で、「医療関係者の声を聞いて実効性のある調査をし、

近いうちに方向性を決める」と述べた。

 

岸田文雄首相はオンラインで記者団に、感染者の全数把握の全国的

な見直しや、療養期間の短縮も検討しているとした。関係者による

と、発症者の療養期間については現在の原則10日間から7日間に

短縮する案が政府内で浮上。専門家と協議して正式に決める。

「岸田氏は水際措置の緩和も」

岸田氏は水際措置の緩和も表明。9月7日から、ワクチン3回接種
9月7日から、ワクチン、戻る1

完了の証明があれば、入国時に求めてきた現地出国前72時間以内

の検査での陰性証明を免除する。現行2万人としている1日当たり

の入国者数の上限引き上げも検討する。

 

岸田氏は全国一律の全数把握の見直しなどコロナ対策の全体像につ

いてさらに検討し「感染状況の推移をしっかり見た上で、できるだ

け速やかに示す」と述べた。

 

政府方針では、発熱外来や保険所の業務が逼迫する地域では、発生

届を65歳以上や入院が必要な人、重症化リスクがあり投薬が必要

な人、妊婦に絞れるようにする。全ての感染者の治療費はこれまで

と同様に公費で負担する。

 

 

「業務負担軽くなれば」

政府が新型コロナウイルス感染者の全数把握を見直す方針を示した

24日、石川県内の医療関係者からは「第7波の収束が見えない中、

現場の疲労感は増している。業務の負担が少しでも軽くなってほし

い」と期待した。県は医療従事者の声を聞いて見直すかどうかを検

討するが、見直しても負担軽減につながるのか疑問視する意見も出

ている。

「県医師会の安田健二会長は」

県医師会の安田健二会長は「個人情報の入力作業が大幅に減るなら
個人情報の入力入力作業が、戻る2

意味は大きい」と話す。安田会長が診る発熱外来には1日当たり3

0~40人が訪れる。診療の合間を縫って、スタッフが政府の情報

共有システム「HERーSYS(ハーシス)に患者の情報を入力してい

くが、診療後に作業する日が多い。

 

安田会長は「7月下旬からこの状態が続いており、終わりが見えな

い。負担を減らすこと必要だ」と強調する。金沢市のはしもと医院

の橋本英樹院長は「患者が多い病院などはより作業時間が短縮され

るだろう」と期待した。

 

県新型コロナ専門家会議の谷内江昭宏座長(金大附属病院副病院長)

も見直しを評価した上で「行政が実態に合わせ、ケースバイケース

で運用方法を決めていくべきだ」とし、重症化リスクがある患者を

見落とさないよう、かかりつけ医との連携が重要になるとした。

「金沢市保健所の越田理恵所長」

金沢市保健所の越田理恵所長は「市内では全数把握を続けるのは厳
市内では全数把握を続ける、戻る3

しい状況にある。見直しされれば医療機関の負担はかなり軽減され

る」と述べた。全数把握都道府県が判断、馳知事「見直すべきだが

意見聞き方向性」届け出は高齢者らに限定。コロナが増えるか高止

まりしている現状を考えると全数把握は見直しをしないと医療従事

者が全員ダウンする可能性すらありえます。そうなったら医療崩壊

です。それは避けなければなりません。政治家の行動が遅すぎます。

本来ならば第7波が来る前に、全てを完璧に準備しておくべきだっ

たのです。今からできるのはすぐに全数把握を止めて必要最小限の

仕事に絞るべきです。医療従事者がダウンしないためにも。病院や

保健所が本来の仕事がスムーズにできるようにするためにも。他に

方法はありません。素人でもこれくらいは考えますよ。日本の政治

家は何を考えているのでしょうかね。だから日本の政治は世界から

3流だといわれるのです。速く若い世代の1流の政治家が10人ほ

ど出てほしいと期待しています。

 

 

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恋愛の価値に一石、金沢で島清恋愛文学賞贈呈式、受賞の吉川さん「憧れている賞」

(恋愛の価値に一石、金沢で島清恋愛文学賞贈呈式、受賞の吉川さ

ん「憧れている賞)

金沢学院大が主催する

金沢学院大が主催する第28回島清恋愛文学賞(北國新聞社後援)



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の贈呈式は2日、金沢市のしいのき迎賓館で行われ、「余命一年、

第28回島清恋愛文学賞

男をかう」(講談社)で受賞した吉川トリコさん(44)をたた
北國新聞社後援

外部リンク

えた。主人公の余命が短いという王道の設定ながら、ヒロインに

 

ひねくれた中年女性を据えることで恋愛の価値に一石を投じた吉

川さんは「憧れている作家が多い賞で私もその一人。本当にうれ

しかった」と喜びを語った。

 

(受賞の吉川さん「憧れている賞」)

受賞作は恋愛への憧れがなく、節約してお金をためることを生き

がいとしている40歳独身女性が主人公。子宮がんを宣告された

ことをきっかけに節約生活を放棄して、たまたま声をかけてきた

ホストと契約結婚をする筋書きとなる。

 

会見した吉川さんは金沢学院大生が選考過程に加わる同賞につい

て「一貫して若者に向けて書いてきた。若い人の文化は学べても

体感はできない。若者と感覚が乖離しているという不安がずっと

あり、選ばれたうれしさとほっとした気持ちがある」と語った。

「また、恋愛小説と言い切る」

また、「恋愛小説と言い切るには少し抵抗がある」とも話し、選
少し抵抗があるとも話し、戻る1

定した同賞の懐の深さに触れた。

 

吉川さんは金沢について「ずっとおすしを食べています。ほかの

地域と全然違う」と笑顔を見せた。都市の中に川が流れる金沢の

街並みを好んで「すてきな建物が多い」とも述べた。

 

「多様性ある賞」

贈呈式では、選考委員の作家林真理子さんが選考経過を報告。

「多様性があるのがこの賞の素晴らしいところ。吉川さんのポッ

プな作品が素晴らしいと一致した」と紹介し、さらなる活躍に期

待した。賞状と賞金を手渡した秋山稔学長は式辞で「新たな歴史

を刻む作品となった」とたたえた。

 

 

 

 

 

 

吉川さんは「男女関係に夢が見られるよう描いた作品。この賞は

励みになる」と感謝した。

「新型コロナ対策のため」

新型コロナ対策のため、同大文学部の学生や教員らに参加者を限
同大文学部の学生教員、戻る2

定した。午前中は小説家を志す学生対象の創作ワークショップが

開かれ、文藝春秋(東京)元監査役の羽鳥好之氏が講師を務めた。

 

(吉川さん「小説家は真面目」・林さん「共感なくてもいい」)

贈呈式に続き、吉川さんと林さんの対談が行われた。吉川さんは

「小説家は普通で真面目な人が多い」と語り、林さんは金沢学院

大で小説を学ぶ学生に向けて「いつかこの中からプロの作家が出

るのを祈っています」とエールを送った。

 

吉川さんは、受賞作について清く正しいヒロインじゃなければい

けないという風潮が嫌で「主人公に不倫をさせた」と解説。一部

で「共感できなかった」との批判があることを自覚しているとし

た。

この話に林さんは「小説は共感できなくてもいい。読者の寛容度

が低くなっている」と語り、作家や小説を取り巻く環境の変化を

説明した。

「式後、金沢学院大生が」

(金沢学院大生を激励)

式後、金沢学院大生が吉川さんと林さんを囲んで歓談した。吉川
吉川さんと林さんを、戻る3

さんは登場人物の名前の決め方を尋ねられて「人物の年齢や家庭

環境を含めてバランスに気を付けている」と助言。周囲との競争

に悩む学生には「互いに高め合えるのは素晴らしい環境」と励ま

した。恋愛の価値に一石、金沢で島清恋愛文学賞贈呈式、受賞の

吉川さん「憧れている賞」。若くして亡くなった島清は天才肌の

作家だったのだろう。このような作家は生きている短い時間に多

くの作品を残しているような気がします。長く生きればいい作品

が書けるかというとそうでもありません。天才的な作家は10年

程で才能を出し尽くして燃え尽きてしまうような気がしてなりま

せん。この文学賞に金沢学院大生が関与しているのは本当に素晴

らしいことだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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山紫水明のなかで、数々の「命令」が嬉しく、岩城宏之さんその1、「命令」は絶対だった

(山紫水明のなかで、数々の「命令」が嬉しく、岩城宏之さんその

1、「命令」は絶対だった)

先日、「森のうた」

先日、「森のうた」という岩城宏之さんの著書が再出版された。サ



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ブタイトルは「山本直純との藝大青春記」。河出文庫(河出書房新

という岩城宏之さんの

社刊)だ。これに僕が解説を書いた。最初の出版時の林光さんによ
著書が再出版された。

外部リンク

る解説も載っている。メチャクチャ面白い本だ。宣伝を頼まれてい

 

るわけではないが、是非読んでみてください。

 

石川県立音楽堂のオープンは2001年9月。音楽学者・武田明倫

さんが洋楽監督に就任した。すでに1988年設立のOEK(オーケ

ストラ・アンサンブル金沢)音楽監督だった岩城さんは、武田さん

が03年に逝去されてしまうと、後任に僕を指名した。

「ご自分より5歳下の武田さん」

「イケベ、やれ|」

ご自分より5歳下の武田さんには「メイリンちゃん、頼むぞ」と言
「メイリンちゃん、頼むぞ、戻る1」

ったに違いないが、はるか歳下の僕には「イケベ、やれ|」という

命令だ。もちろん、僕は97年にOEK委嘱で「悲しみの森」という

曲を、また県立音楽堂開館記念として「呼びかわす山河」というオ

ラトリオを書いていて、いずれも岩城マエストロの指揮するOEK

で初演されている。

 

OEK以外でも、たとえば93年にサントリーホールで催された僕

の個展(新日本フィルによる)で「シンフォニー6『個の座標の

上で』」初演や、奥方である木村かをりさんのソロで「ピアノ協

奏曲2『おまえは私をー』」などを振ってくださっているから、

岩城さんにはお世話になりっぱなし。頭が上がらなかった。

 

複雑なスコアでも完璧に暗譜してしまう人だった。盟友である指

揮者・外山雄三さんの弁ー岩城の暗譜は不思議だ。頭の中に鏡が

あって、そこにスコアがまるまる映写されるって感じなんだ。す

ごいよ。

 

「前記悲しみの森の時に」

前記「悲しみの森」の時に県立音楽堂はまだなく、金沢市観光会
県立音楽堂はまだなく、戻る2

館(現・金沢歌劇座)での初演だったが、ゲネプロ(会場での最

終リハーサル)で、僕が記したテンポより速い。それを指摘する

と「わかってる。だが、響かないからつい先へ行ってしまうんだ」

と岩城さん。次の日、開館してまもない「ハーモニーホールふく

い」でも演奏された。今度は、僕の指定より遅い。すると「わか

ってる。だが、よく響くから、つい聴いちゃうんだ」

 

音楽のテンポは、その日の気候、会場の床や壁、座席その他の材

質、聴衆の入り、そのほかさまざまな要因で決まる。楽譜の数字

通りがただしいとは言えない。岩城さんは、当然だがそのことを

よく知る人だった。このとき僕は、岩城宏之という音楽家の真の

すばらしさをあらためて認識したのだった。

「倉敷の作陽大学音楽学部の」

(作陽大委嘱でなくー)

倉敷の作陽大学音楽学部の音楽最高顧問という要職にもあった。
音楽最高顧問という要職、戻る3

そこに新しいホールができるという時、岩城さんから電話。大学

のオケと合唱団、そしてOEKの合同演奏のために新作を書いてく

れ。条件はひとつ。ラストはフォルティッシモ。消えるように終

わるな。それだけだ。この曲の披露のとき、ステージで僕は言っ

たープログラムには、作陽大学委嘱作品とありますが、ちがいま

す。正しくは岩城宏之命令作品です。

「何てことを言うんだ」と岩城さんに怒られたが、でも、岩城さ

んからの数々の「命令」は、そのつど嬉しかった。僕は前記「最

高顧問」も岩城さんのあとしばらく務めたが、これも、もちろん

「命令」だった。山紫水明のなかで、数々の「命令」が嬉しく、

岩城宏之さんその1、「命令」は絶対だった。岩城さんといえば

入院中に木琴か何かで毎日、音楽の練習をしていたらしいです。

そして有名な指揮者になりました。ただ暗譜の能力は凄いですね。

人にそういうことができるのかと不思議でなりません。岩城さん

に備わった特別な能力なのですね。尊敬します。他の人にはでき

ませんからね。

 

 

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