(新駅を待つ出城、住民が選んだ赤れんが、蕪城小、市内のモデル
に、住民が参画した蕪城小の校舎)
(最大のマンモス校)
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赤れんがの校舎が水田と住宅地に映えていた。17日に卒業式が行
なわれた白山市蕪城小。宅地開発に伴い、子どもの数が年々増える
子どもの数が年々増える
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出城地区にあって、全校児童795人が通う市内最大のマンモス校
だ。
同校は1962(昭和37)年、旧松任市の御手洗、一木、出城、
柏野の4校が統合されて発足した。今年度がちょうど60周年に
当たる。
調べてみると、今の校舎ができたのは2006年。北國新聞朝刊
に新校舎建設に向けた検討委員会初会合の記事を見つけた。
「その中には、当時の角光雄」
その中には、当時の角光雄松任市長が「100年、200年先を
松任市長が100年、200年先を、戻る1
見据えたモデル的な学校を建設したい」と意欲を示し、委員からは
「敷地に緑の空間や山を造る」「直射日光が入り込まない校舎に」
などの意見が上がったと書かれている。
市教委などによると、検討委員は14人で、当時の出城公民館長ら
地域住民が4人名を連ねた。03年に合併してスタートした白山市
にとって、住民参加の校舎づくりという初めての試みになった。
住民側の熱は高かったそうだ。検討委とは別に、独自に建設委員会
をつくって約60人が議論を交わしたらしい。
あらためて今の校舎周辺を歩いてみると、学校の敷地は豊かな木々
で囲まれ、日の光が直接はさしこまないようになっており、住民た
ちの意見がしっかり反映されていると感じた。通学路は歩道が広く、
車のスピードが出ないよう緩やかなジグザグになっている。子ども
の安全を考えたまちづくりが進められたのだ。
「外壁はコンクリートだった」
外壁はコンクリートだった旧校舎から、地域のシンボルにと赤れん
旧校舎から、地域のシンボルにと、戻る2
が選ばれ、雰囲気はがらりと変わった。市内ではその後、朝日小や
明光小などを建設する際にも住民が構想から関わるように。赤れん
がを採用する学校は一つ二つと増え、新校舎づくりのモデルになっ
た。
(学校運営にも参加)
加えて、蕪城小では今年度から、住民や教員、PTAなどによる学
校運営協議委員会が結成され、学校運営にも住民が参加している。
市が先進校として指定しての取り組みだが、委員の1人で蕪城っ
子見守り隊代表の幸崎和行さん(75)は「積極的に学校に顔を
出すようになると、登下校の見守り活動もこれまで以上にしっか
りやらんといかんなと思うようになった」と話す。
指定を受け、今年度は地元農家の見学、公民館による地域文化の
学習など、地域の人が「先生」になる授業がいくつも行われ、土
田雅彦校長は「児童にもいい影響が出てきています」と笑顔を見
せる。実際、収穫体験などを通じて食べ物への感謝の気持ちが育
まれたのか、給食の食べ残しゼロを達成できた日が増えたそう。
土田校長は「目に見えて変化があって感心していますよ」と胸を
張る。
「やはり子どもの声がたくさん」
やはり子どもの声がたくさん聞こえる地区は活気がある。住民た
聞こえる地区は活気がある、戻る3
ちも顔と名前が一致する児童が増えれば、それだけ愛着は深まる
はず。「わが町の学校」との思いが強まり、地域で育てるという
意識が積み上がっていく。そんな好循環が回りだしている。新駅
を待つ出城、住民が選んだ赤れんが、蕪城小、市内のモデルに、
住民が参画した蕪城小の校舎。住民が参加したこのような学校は
自然に地域が育てる学校になっていくことでしょうね。農業体験
をすることは非常にいい学習になると思われます。
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