明治安田J1第33節最終日(25日・ノエビアスタジアム神戸ほ
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か=7試合)30周年のシーズンで、首位の神戸が最終節を前に
リーグ初優勝を決めた。井出と武藤がゴールを決め、名古屋に2
ノエビアスタジアム神戸は
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ー1で競り勝って勝ち点68。2位の横浜Mと4差に広げ、残り
1試合で逆転の可能性がなくなった。
前節17位の湘南は最下位の横浜FCとの直接対決を1ー0で制
し、勝ち点34で残留を決めた。横浜FCは同29のまま。柏は
鳥栖と2-2で引き分け、同32で残留決定は持ち越した。
広島は3-0でG大阪に完勝して3位に浮上し、浦和は2-3
で福岡に敗れて4位に後退。京都はC大阪に競り勝ち、札幌はFC
東京を破った。
「神戸の山口主将が高々と」
神戸の山口主将が高々とシャーレ(優勝皿)を掲げた。阪神大
シャーレ(優勝皿)を掲げた、戻る1
震災に見舞われた始動日から、クラブはずっとこの日を目指し
てきた。経営難による消滅危機や2度のJ2降格、昨季の残留争い。
選手時代も含めて苦難の歩みを知る吉田監督は「今日で歴史は変わ
った」と高らかに言った。
今季象徴する泥くさい戦いぶりだ。先制点は前半12分。敵陣での
スローインから粘り強く競り、大迫のパスで抜けた井出が決めた。
2分後には大迫の左クロスを武藤が押し込み加点。2-1となった
後の同40分過ぎにはDF山川が体を投げ出して決定機を防ぐ。最
後まで全員が体を張った。
大迫や武藤、山口、酒井の元日本代表勢に中堅の成長がかみ合った。
その象徴がイニエスタから定位置を奪った24歳の佐々木だ。かつ
ては「ライバルにするのもおこがましい」と名手に遠慮したが、公
平な競争の中で「いい意味で追い出さないと」と奮起した。
表彰式では左膝の大けがで離脱中の斉藤にもシャーレが渡った。2
度の手術の合間も練習場を訪れ、仲間を激励したMF。代役の扇原
は「未月(斉藤)の代わりに出るなら覚悟を持ってやらないと」と
肝に銘じた。傷つき、苦しむ誰かを思いやり戦うー。地元と支え合
い、苦難を乗り越えてきたクラブらしい姿だった。
「文字通りの大黒柱だった。第33節」
(大迫やっぱり半端ない)
(22ゴール総得点の4割)
文字通りの大黒柱だった。第33節までのチーム総得点59点のう
までのチーム総得点59点の、戻る2
ち、33歳のFW大迫は22点と4割近くを決めた。自己最多だっ
た2013年の19点を超えて得点ランクトップに立つだけでなく、
優勝を決めた名古屋戦の2アシストなど味方にも取らせた。ポスト
プレーや守備で汗を流し、仲間も鼓舞するリーダーに「半端ないで
しょ」と吉田監督。この点取り屋をたたえる際に定着した言葉がふ
さわしい1年だ。
昨季は26試合で7得点と低迷。臀部と太ももの間の痛みが「4カ
月も取れなかった」という。サッカー人生を懸けたワールドカップ
(W杯)カタール大会の代表からも落選した。
雪辱に燃え、沸き上がったのは「神戸で何かを成し遂げたい」との
思い。まずは故障を抱えながら強行出場し、また離脱するという悪
循環を断ち切る必要があった。W杯のバックアップメンバーも断っ
て治療し、オフ返上で再調整した。
「10年W杯南アフリカ大会で活躍」
10年W杯南アフリカ大会で活躍できずに奮起し、13年に横浜M
できずに奮起し、13年に横浜M、戻る3
で当時最年長の35歳で年間最優秀選手となった中村俊輔にも重な
る今期の大迫。反骨心を燃やしたアタッカーは、栄光をつかむにふ
さわしい姿を見せた。神戸J1初制覇、前半2発で逃げ切る、始動
日に震災、苦難の歴史変えた。神戸には世界的に有名で偉大なイニ
エスタがいる。しかし、若手の佐々木に定位置を取られ引退するこ
とになった。イニエスタは名手だが誰でもいつかこの日が来る。神
戸の初優勝は全員でつかんだ素晴らしい結果だと思います。吉田監
督も今日で歴史が変わったと高らかに言った。大迫もまた素晴らし
い活躍をした。
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