加賀鳶2年ぶり勇姿、市内49分団梯子登り妙技、5000人魅了金沢城公園で消防出初式

(加賀鳶2年ぶり勇姿、市内49分団梯子登り妙技、5000人魅

了金沢城公園で消防出初式)

消防出初式は

金沢市消防出初式は9日、金沢城公園新丸広場で2年ぶりに行われ

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た。全49分団の消防団員ら約1280人が加賀鳶梯子登りや裸放




水を勇壮に披露した。昨年は大雪で中止となり、2年越しの晴れ舞

台に臨んだ団員は、藩政期から長く続く「火消しの心意気」を示し
金沢城公園

た。3連休の2日目で、広場には5千人の市民や観光客が集まり、
新丸広場で

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伝統の妙技に拍手を送った。梯子登りは金沢の伝統文化で6月の百

 

万石まつりでも披露される。登り手は行事が近づくと毎日のように

練習するのである。梯子登りでいつも感心するのは梯子を下で引っ

掛ける道具を使って支える人達の技である。

 

登り手の命がかかっているので失敗は許されないのである。経験の

浅い人達は怖くないのだろうか。支え手も相当な練習をしていない

と出来ないと思います。支え手と登り手の微妙なバランスと呼吸が

ピッタリ合って始めて出来る技だと思います。見るたびにいつも感

心します。これこそが本当の伝統文化だと感じます。

 

梯子登りでは、40分団の登り手が五十間長屋や菱櫓を背景に「鶯

の谷渡り」や「横大」などの大技を繰り広げた。裸放水では、サイ

レンの音を合図に消防分団の梅鉢のまといが乱舞した。下帯姿の団

員が一斉に水を高く上げ、水のカーテンをつくり出した。演技の模

様は動画で生配信された。

 

式典では、喜田徹市消防局長が式辞を述べ、山野幸義市長が訓示、

土谷守市消防団連合会長があいさつした。谷本正憲石川県知事、久

保洋子市議会議長、中島寛県警本部長が祝辞を贈った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長年にわたり消防業務に尽力した団員が表彰された。

「昨年の出初式は」

昨年の出初式は大雪で44年ぶりに中止となった。金沢百万石まつ
大雪で、戻る1

りも新型コロナの影響でここ2年中止となっており、加賀鳶梯子登

りの披露は2年ぶりとなった。

 

(県内、雨や曇り)

9日の石川県内は気圧の谷や湿った空気の影響を受け、雨や曇りと

なった。最高気温は金沢市で9・1度、輪島市で8・5度。志賀町

では10・6度を観測し、今年最高だった。

 

金沢地方気象台によると、3連休最終日の10日の県内は晴れ時々

曇りの予報となっている。

 

(火もコロナも拡大防ぐ)

金沢城公園で9日に行われた金沢市消防出初式の加賀鳶梯子登りで

は、消防団員が高さ6メートルの梯子を立て、威勢の良い掛け声と

ともに伝統の技を繰り出した。2年ぶりの大舞台に、団員はコロナ

収束の願いも込め、城下町金沢を守る決意を新たにした。

 

(伝統を受け継いで 定年の土谷連合会長)

今年度で定年のため引退する市消防団連合会長で第一消防団長の土

谷守さん(69)は「2年ぶりに団員の気概と心意気を示せた」と

感慨深げだった。会場が犀川から金沢城公園に移ったこと

など思い出を振り返り、「これからも伝統を受け継いでほしい」と

後進にエールを送った。

「昨年10月に」

(いつか一緒に演技 岐阜・養老の団体)

会見では、昨年10月に加賀とびはしご登り保存会と友好協定を結
加賀とび、戻る2

んだ岐阜県養老町の「養老鳶はしご登り会」の4人が茶色の法被を

着て観覧した。会長代理の田中正則さん(46)は「改めてすごい

迫力だった。いつか一緒に演技がしたい」と話した。

 

(いい経験になった 司会の仲谷さん)

初めて司会を務めた第二消防団団本部の仲谷史さん(52)は落ち

着いた口調で、梯子登りの歴史などを紹介した。仲谷さんは「観客

が聞き取りやすいアナウンスを意識した。ウグイス嬢の気分を味わ

えていい経験になった」と満足げだった。

 

(これがスタート 最年少・大瀬さん)

登り手最年少の第二消防団小坂分団の大瀬晴雅さん(21)は出初

式での初演技に「緊張もあったが、思い切って演技ができた」と充

実感をにじませた。

 

大瀬さんは小学5年生から「子どもはしご登り教室」に通った。県

外の短大を卒業後、金沢へ戻って消防団に入団し、本格的に技を磨

いた。「これが自分にとってのスタートという気持ちで、さらに上

達していきたい」と意気込んだ。

 

(最後にいい演技 最年長・廣瀬さん)

登り手で最年長となった第三消防団大徳分団の廣瀬慎一郎さん(4

8)は熟練の技を次々と決め、「コロナで練習の機会が減っていた

が、上出来だった」と納得の表情だった。

 

20歳から出初式や金沢百万石まつりなどに出演してきた廣瀬さん

は、今回限りで登り手を引退すると決めている。「最後にいい演技

を見せられた」と満足そうに語った。今後は後進の指導に力を入れ

る。

 

(43歳100点満点 初挑戦・福田さん)

43歳で初めて登り手に挑戦した第三消防団安原分団の福田利典さ

んは「100点満点の演技ができた」と胸を張った。「かっこいい

と思った」と3年前に登り手を志願。周りの団員に支えられ、毎週

練習を重ねた。

「出場予定だった」

出場予定だった昨年は中止となったが、2年越しに夢をかなえ、は
昨年は、戻る3

しごの上でポーズを決めた。「景色は最高だった。いい思い出にな

った」と笑顔を見せた。加賀鳶2年ぶり勇姿、市内49分団梯子登

り妙技、5000人魅了金沢城公園で消防出初式。加賀鳶はコロナ

で2年ぶりに行われた。登り手と支え手のタイミングと呼吸がピッ

タリと合わないといい演技が出来ない。支え手は登り手の命がかか

っているから失敗は許されない。本当の真剣勝負である。だから迫

力が出てくるのである。本当に素晴らしい伝統文化です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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