(全豪オープン以外の4大タイトル世界大会で優勝している杉山愛
のダブルス)
(当時世界ランキング1位)
杉山愛は、シングルスも世界のトップテンに入ることもあったが、実績
は、あまり残っていない。それよりも強かったのが、ダブルスである。
何と言っても、当時、世界ランキング1位で、全豪オープンだけが準
「優勝している」
優勝で他の3つの大会では、優勝しているのである。とにかくダブルス
のスペシャリストであった。ネット際のボレーは一級品であった。
サーブも かなり打てるし、リターンも相手の足元へ返すのが、得意
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だった。これだけダブルスで活躍したのに、なぜシングルスで実績
を残すことができなかったのか。不思議である。誰と組んでも、自
然なプレーをしていた。スマッシュもうまいし何と言ってもアンテ
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シペイショ(予測)が、素晴らしい能力があったのでしょう。それ
と、シングルスとダブルスに出る選手は、特に試合数が多くなるの
で、体力面とメンタル面の両方の強さが要求される。それに動きが
「フットワーク」
速いので、足腰もしっかりと鍛えてフットワークも速くて強くなけ
ればならない。細かいようだが、手首と足首も強くなければならな
い。手首は、ボレーの数がシングルスに比べて格段に多くなるし、
特にボレーの場合は、手首をしっかりと固めてブレないようにする
のが重要なことである。足首は、とにかく素早いフットワークが要
求されるのでタフさと強さの両方が必要になる。全てのショットの
正確さとうまさの両方を身に付けるためには、体幹も鍛える必要が
ある。これだけのレベルに到達するには、日々のハードなトレーニ
ングが、欠かせないのである。
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