ホタルは希望の光、水害で生息可能に、いざなう湯涌、ホタルの幼虫を放流する児童

(ホタルは希望の光、水害で生息可能に、いざなう湯涌、ホタルの

幼虫を放流する児童)

旅館や商店の前を

旅館や商店の前を通り過ぎ、湯涌温泉街の奥へ歩くと、静かな湖畔



内部リンク

に出る。浅野川につながる湯の川をせき止めて造った人造湖、玉泉

通り過ぎ、湯涌温泉街の

湖である。
奥へ歩くと、静かな湖畔

外部リンク

 

ほとりにたたずむ氷室小屋のほうが有名かもしれないが、この一帯

 

には近年、地元住民によってもう一つの魅力が加わった。ホタルで

ある。

 

(遊歩道などを整備)

玉泉湖周辺をホタルの名所にする取り組みは、2012年ごろに始

まった。住民らでつくる「花咲く湯涌・まちづくりネットワーク推

進プロジェクト」が「湯涌ぴかりん隊」を結成し、ホタルの幼虫や

餌となるカワニナの放流を重ね、現在は夏になると数百匹が飛び交

う。

市は一昨年、「金沢湯涌ホタルの里」

市は一昨年、「金沢湯涌ホタルの里」として湖畔に遊歩道や発光ダ
として湖畔に遊歩道や、戻る1

イオード(LED)照明を整備。夜間の散策がしやすくなったことで、

夏場に宿泊客が楽しめるコンテンツとしても期待されている。「湯

涌ホタルNIGHT」として観賞イベントを開催している湯涌温泉観光

協会は、修学旅行誘致にもホタルを活用するつもりだ。

 

計画ではホタルの生態や、ヘイケボタルとゲンジボタルの見分け方

などを解説した動画を作り、生徒たちには動画で知識を得てから現

地へ向かってもらう。思い出づくりと環境保全の大切さを学ぶこと

ができ、協会担当者は「ホタルが見られる時期は、例年は宿泊客が

減りがち。湯涌の自然を生かせるし、誘客にはうってつけだ」と自

信を見せる。

 

(復興を象徴)

確かに、豊かな自然に囲まれた湯涌と、きれいな水辺に生息するイ

メージのホタルは相性ぴったりである。しかし、実は玉泉湖は元々、

ホタルの生息には適していなかったという。環境が一転したきっか

けは、08年の浅野川水害だ。

「市の製作したパンフレットに」

市の製作したパンフレットによると、水害で湖に大量の土砂が流入
水害で湖に大量の土砂が、戻る2

し、下流に中州水路が形成されるなどの地形の変化が起こった。

結果、以前はカワニナなどがすみ着かなかったが、12年にはすっ

かりホタルに合った場所に変わっていたという。

 

 

 

 

 

 

市内に大きな被害をもたらした水害は、湯涌の人々にとっても忘れ

られない記憶だ。湯涌公民館の主事で、水害の後に防災士となった

田中悦子さん(58)は「1、2時間くらいの間にものすごい雨が

降った。家には泥や大木が流れてきて、元に戻るまでは本当に苦労

しました」と振り返る。

 

当時は温泉街にも水と土砂が流れ込み、一面が水浸しに。当然、宿

泊客を受け入れるどころではなかった。だからこそ水害の後に生ま

れたホタルの里は、災害の記憶を伝えると同時に、そこからの再生、

復興を象徴しているとも言える。

「玉泉湖は現在、ヘイケボタルの数」

玉泉湖は現在、ヘイケボタルの数が多く、体の大きなゲンジボタル
体の大きなゲンジボタル、戻る3

を増やそうと「ぴかりん隊」が活動を続けている。増え続ける幻想

的な黄色の光は、地域を過去から未来へと導く希望の光にも思える。

ホタルは希望の光、水害で生息可能に、いざなう湯涌、ホタルの幼

虫を放流する児童。昔はホタルがたくさんいました。消毒をするよ

うになって激減しましたが、最近はまた増えてきたように思います。

ゲンジボタルが大きなホタルだとは知りませんでした。これらが浅

野川の水害で生息可能になったことも初めて知りました。

 

 

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