(M6、7級に備えを」竹内富大名誉教授群発長期化の恐れ「地殻
のたがに緩み」)
能登地方を襲ったマグニチュード(M)5・4、最大震度6弱の地
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震について専門家は、地震活動は継続しており、今後も注意が必要
だと呼び掛けた。これから約1週間、同程度の地震が起きうるだけ
最大震度6弱の
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でなく、能登半島沖の海底にある活断層に影響が及んだ場合、M6
~7級の大地震が起きる可能性にあらためて言及した。
「現状は、いわば地殻の『たが』が緩んだり、外れたりした状態と
考えられるのではないか」
富大の竹内章名誉教授(地質学)は、2011年の東日本大震災の
影響が今も、能登半島を含む列島全体に及んでいる事実を指摘する。
東日本大震災では、宮城県の陸地が約5メートル、北陸は約20~
30センチ、東へ移動した。列島が東西方向へ引き延ばされたこと
になる。
「これにより、能登半島の」
これにより、能登半島の地下にある「古傷」が緩み、流体が入り込
地下にある、戻る1
むなどして、群発地震を引き起こしているのだろう、というのが竹
内名誉教授の見立てだ。
そうした視点に立つと、群発の長期化や、大地震の可能性を考えざ
るをえないという。竹内名誉教授は「10年程度、続く恐れもある。
能登では過去数百年の間にもM6~7級の地震が起きていることを忘
れてはいけない」と述べた。
金大の平松良浩教授(地震学)は、能登半島の沖合に長さ10~2
0キロの活断層があることに触れ、「これが動けば2007年の能
登半島地震(M6・9)と同程度の規模の地震が起きることがある」
と警鐘を鳴らした。
昨年9月から平松教授と共同で奥能登の地殻変動を観測している京
大の西村卓也准教授(測地学)は地下十数キロの所に水などがたま
って膨らむことで周辺の岩盤に力がかかり、地震が起きている可能
性が高い」とした。観測によると、奥能登の地殻変動は依然続いて
いる。
「07年能登半島地震」
07年能登半島地震との関連について、古村孝志東大教授(地震学)
関連について、戻る2
は「今回とは全く別の地震と考えた方がいい」とする。陸上にある
大規模な活断層と今回の震源は離れており「活断層の地震ではない
のでは」とみている。「M6、7級に備えを」竹内富大名誉教授群発
長期化の恐れ「地殻のたがに緩み」。能登には火山がないのにこん
なに大きな地震が起きるのだろう。地殻変動とそこに水などの流体
がたまってその膨張によって地震が起きるのだろう。こんなメカニ
ズムだが学者の仮説でまだよくわからない。
(天気良いうちに対策を)
地震を受けて気象庁は19日夕に記者会見し、今後1週間程度は同
規模の地震が発生する可能性があると注意喚起した。23日からは
天気が崩れるとの予報を示し、「天気が良いうちに備えを進めてほ
しい」と呼び掛けた。
会見した地震津波監視課の鎌谷紀子課長は、今回の地震は2020
年12月頃から続く群発地震の一環だとし、20日に地震調査委員
会を臨時招集して対応について検討するとした。
「梅雨期に入っている」
梅雨期に入っていることから、土砂災害の発生リスクが高まるとし
ことから、戻る3
「崖の近くに住んでいる人は事前にハザードマップ、避難経路を確
認し、気を付けて過ごしてほしい」と話した。
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