来年3月16日の北陸新幹線石川県内全線開業まで4カ月を切った。
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今月、加賀温泉駅周辺で開催された記念イベントは盛況で、市民の
ワクワク高まっているのを感じた。新たな顔となる駅は、温泉郷や
まで4カ月を切った。
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城下町に見られる伝統的な輪の様式がモチーフ。この駅から降り立
つ人たちは地域にどんな変化をもたらしてくれるのか。駅舎内部を
一足先に案内してもらうと、営業用車両「W7系」が滑り込んでく
る姿が目に浮かび、延伸が一層待ち遠しくなった。
「これほどホームからの見通しがいい新幹線駅は他にありません」
そう胸を張るのは、開業準備が着々と進む駅舎を紹介してくれた、
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)の北陸新幹線
建設局小松鉄道建築建設所の麻生望所長(54)だ。
加賀温泉駅は全長312メートル、全幅33メートル。地上10メ
ートルにあるホームは12両編成の車両がすっぽり収まるサイズで、
上下線それぞれに通過線と追い越し線がある「相対式2面4線」で
整備されている。
「麻生所長によると、加賀温泉駅の」
(浮き沈み、傾きなし)
麻生所長によると、加賀温泉駅のホームは直線区間で、上下線が同
ホームは直線区間で、上下線が、戻る1
じ高さとなっており、線路に傾きがないことが特徴。周辺の地形も
平らなため、駅から先に延びるレールが直線的に敷設され、走行車
両を駅からかなり離れた地点まで見通すことができるとのことだ。
敦賀延伸区間では、福井県の越前たけふ駅が同様に相対式2面4線
の駅。しかし、ホームは直線だが、勾配がついている。加賀のよう
にホームにいながら、遠くからやってくる車両を眺めることはでき
ないらしい。駅の形状だけでも多くの鉄道ファンを集めそうだと思
った。
ホームの壁面上部に目を移すと、木調パネルの上にある紅殻格子が
明かりに照らされていた。ホーム中央付近の待合室は、長屋をイメ
ージした庇があり、湯の街の情緒や風情が、東京や関西方面から訪
れる人たちを出迎えてくれることだろう。
ちなみに、ホームは東京方面に11番線が上り、敦賀方面に向かう
12番線が下り。北陸新幹線の上り下りは高崎が起点のため、在来
線とは逆になる。
「入り口に朱色を用いたエスカレーターや」
入り口に朱色を用いたエスカレーターやエレベーターで1階に下り
エレベーターで1階に、戻る2
れば、コンコースには山代、片山津、山中の3温泉にある総湯をイ
メージした待合室がある。
(九谷五彩の陶板)
屋根の仕上げ材には、重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)の
「加賀橋立」「加賀東谷」などに見られる石川県産の赤瓦が使われ、
中に入ると壁にも紅殻格子。ドアの両脇は、九谷焼の九谷五彩によ
るタイルで彩られており、加賀に足を踏み入れたと感じさせてくれ
るしつらえだ。
コンコースには、伝統工芸の山中漆器の挽きを連想させる地場産材
の杉、柱のコーナーにシート状のヒバを用いてある。来年3月に向
け、徐々に姿を現す新駅。現在の在来線駅の通路に接する北口から
は、特急「サンダーバード」「しらさぎ」、普通列車の乗客がもの
珍しそうに新幹線駅舎をのぞき込む場面をよく見掛ける。
「加賀温泉駅のデザインイメージは」
加賀温泉駅のデザインイメージは「風情と歴史を感じさせる駅」。
風情と歴史を感じさせる駅、戻る3
三つの温泉のほか、城下町の大聖寺、北前船交易で栄えた橋立など、
観光客は駅に降り立ったその時から、これから始まる加賀めぐりの
期待を高めるに違いない。新幹線駅、ホーム見通しは最高、風情、
歴史出迎え間近、九谷五彩の陶板。確かに新幹線と特急列車では大
きな違いがある。スピードはもちろんだが価格も高い。敦賀まで延
伸されるが途中の駅の住民はワクワク感が止まらないでしょうね。
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