(細い電線を平行ボビンとテーパーボビンの2種類に1台の同じ機
械で綺麗に巻き取る方法)
今度は糸ではなくて電線を2種類の違ったボビンに同じ機械で綺麗
内部リンク
に巻き取る方法について説明します。30錘ほどの機械ですが全錘
の電線の長さを測定して、全錘に装備している測長カウンタに長さ
電線を2種類の
を設定して定長で自動停止させます。メインBOX内に等糸速巻取り
違ったボビンに
外部リンク
するためのHY81コントローラを、装備しています。1錘目に糸速
検知器の3パルスローラを装備しています。巻き取りボビンが巻き
太って来るとHY81のコントローラのVFコンバータによってイン
バーターの指令電圧を少しずつ下げて、インバーターの出力周波数
を少しずつ下げて等糸速巻取りができるように制御します。セレク
タスイッチを手動にすると巻き取りボビンが一定回転しますので増
速して行きます。
「電線の太さと」
電線の太さとボビンの形状によって使い分けることも出来ます。等
ボビンの、戻る1
糸速巻取りの場合は1錘目の電線が切れると、機械は自動停止しま
す。電線は強いので糸ほど切れることは多くありません。機械が自
動停止するとその時間は無駄時間になります。
全錘を測長して巻取りしていますので全錘の3パルスローラの信号
を一度、メインBOXに戻して内部の2台のシーケンサにて独立して
全錘の測長をして0・1秒のワンショットパルスで、カウンタを駆
動します。シーケンサでは240分周して10メートルで測長カウ
ンタを1だけ上げます。それで測長カウンタは実際の長さの10倍
を表示します。
「上記のカウンタ」
上記のカウンタは4ケタなので99999メートルまで測長出来る
4ケタ、戻る2
ことになります。測長カウンタは破損すれば1個ずつ交換出来るの
で非常に無駄がなくて経済的です。3パルスローラと近接スイッチ
も同様に1個ずつ対応できます。無駄がありません。
メインBOX内のシーケンサは40点型を2台装備しているので1点
でも破損すれば1台全部を交換する必要があります。シーケンサは
分周だけに使用しているので安価な簡易型を、使用しています。そ
れと出力はトランジスタ型を使っているので10年以上は寿命があ
ると思います。1点だけ破損して40点型を1台交換してもそんな
に高価ではないと思います。それに寿命が10年以上はありますか
らペイできる価格で済むと思われます。
それよりも我社で製作しているHY81やHY91のような特殊なコ
ントローラが破損すれば、出張費や調整費用を加えるとかなり高価
な交換になると思われます。それと原動部に1台だけ使用している
インバータは3・7KW(5馬力)クラスでも、最近は小型になって
安価になってきていますから、破損して交換しても問題はないと思
われます。それよりも小型化しているので寿命が10年あるかが心
配です。
「全錘に使って」
後は全錘に使っている機械部品の破損や劣化で交換の必要がある時
機械部品、戻る3
にベアリングスタッドやボビンキャップなどは、手間がかかってい
るので以外と高価な物が多いです。その上に何よりも数を使います
から価格はバカにできません。とにかくメンテナンスにはかなり費
用がかかると思います。細い電線を平行ボビンとテーパーボビンの
2種類に1台の同じ機械で綺麗に巻き取る方法。糸は切れやすくて
軽いですが電線は糸に比べてかなり重いので巻き取りにも、パワー
が必要です。設計時に充分に頭に入れておく必要があります。
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