研究室に寝泊まりして計算していた卒業論文の研究のきつかったこと

(同じ高専卒の二人での研究)

卒論の研究


大学4年になると、必ずこの卒論の研究を、しなければなりません

卒論の研究を
。そうしないと、卒業できません。同じ高専卒の二人での研究でし

内部リンク

たので、気心が知れていてとても充実した時間でした。すぐに研究

 

に、かかれるわけではなくて、最初は、テーマの基礎勉強をしてゼ

ミのみんなに、順番に発表していく形でした。研究室の教授と教授

外部リンク

の恩師の、東京大学の名誉教授で日本電気学会会長の、山田先生が

 

週1回、来られて指導してくださいました。先生は、当時80歳位

でしたから、もう亡くなられていると思います。

電車で近くの駅ま

で来られて、教授が、往復、送迎していました。教授が東京大学の

大学院に、進学した時の恩師が山田先生です。私達のテーマは、マ

イクロコンピュータの研究でした。ある日、先生はマイクロコンピ

ュータとは、何ぞやと聞かれて来週までに、教えて下さい。と言わ

れました。私達は、わかりました。と答えました。先生は、80歳

位なのに学者の探求心は、凄いなあと改めて感心しました。

 

ところ

が、マイクロコンピュータは、日本に上陸して、1年以内だったの

で、文献もほとんどありません。あるのは、インテル(アメリカの
英語の原書だけ

会社名)の英語の原書だけです。それを読んで日本語に訳して次週

英語の原書、戻る1
山田先生に答えたら、大体、分かったと言われてホットしました。

先生は、電磁気学の世界的権威で、世界電気学会があると、毎年、

出席されていました。素晴らしい先生に教わりました。感謝です。

 

ゼミが終了して、いよいよ実験の準備です。制御系のアナログ系か

ら、AD変換機にてデジタル系に変換した、8ビットのデータを、

マイクロコンピュータに取り込んで、演算させて、結果を再び、

DA変換機で、デジタル系から、アナログ系に変換して、制御系

に戻して、どのような制御になるかを、確認することであった。

この時、比例係数は、約5位で積分係数は、約1位で微分係数

は、外乱には、強くなるが入れると制御系が、不安定になるの

で入れなかった。この3ケの係数値のベストな値を、探して実験
「多くの先生方に」

を繰り返した。多くの先生方に、アドバイスを頂いて、実験を

アドバイス、戻る2
終了した。

 

後は、論文を墨汁で書いて、精査して書き上げたら、良く乾燥させ

て、とじる作業です。墨汁に慣れてないので、あまり綺麗には書け

ませんでした。最後に、卒論の発表会で無事に発表出来て、偉い先

生方に、合格判定をもらえば、OKです。遂に私の発表順が、来ま

した。最初は、緊張して大変でしたが、少しずつ慣れて来て、最後

まで、無事に終わりました。ところが、教授達の質問の時に、一人

の教授が、おかしな質問をしてきて、私も意味が、わかりませんで

したが、東京大学の山田先生が、手を上げて簡単に説明して下さい

ました。最後まで、本当にお世話になりました。山田先生は、本当

に良く、理解されていました。ゼミに先生が、おられて良かったで

す。感謝です。

 

 

 

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