(キーウ未訪問首相出遅れ、G7サミットへ模索保秘・安全にハー
ドル)
岸田文雄首相がウクライナの首都キーウ(キエフ)訪問で出遅れた。
内部リンク
先進7カ国(G7)首脳が次々ゼレンスキー大統領と対面会談し、
バイデン米大統領もついに電撃訪問を果たした。首相は5月のG7
(キエフ)訪問で出遅れた。
外部リンク
首脳会議(広島サミット)で存在感を示すため、事前の訪問を模索
する。だが、保秘や安全確保の面で実現のハードルは高い。
「ウクライナから招待を」
「やられた」
「ウクライナから招待を受けており、いろんな観点から考えたい」。
受けており、いろんな観点から、戻る1
21日昼、官邸。首相は公明党の山口那津男代表と昼食をとりなが
ら、自身のキーウ訪問の見通しについて言葉を選んだ。
キーウ行きは昨年2月のロシアによる侵攻以来の課題だ。G7首脳
は昨春以降、相次ぎ現地入りした。首脳が交代した国は改めてスナ
ク英首相が昨年11月にキーウを訪れ、イタリアのメローニ首相も
計画。訪問決行は国際社会の注目を浴びた。
「ウクライナに連帯の決意を示す有効な手段だ」。首相は外務省に
ハッパをかけてきた。議長を務める広島サミットはウクライナ情勢
が主要議題になる。居並ぶ首脳の中で唯一訪問していなければ「日
本の本気度が問われかねない」(首相周辺)との懸念がある。
20日夜、日本とともに残っていたバイデン氏の極秘訪問のニュー
スが飛び込む。外務省幹部は「やられた」とうなった。G7で首脳
がウクライナ入りしていないのは日本だけとなった。
「実はチャンスが昨年末に」
(昨年末、計画漏れ)
「実はチャンスが昨年末に1度あった」と外交筋は明かす。安全保
1度あったと外交筋は明かす、戻る2
障3文書改定や予算編成が片付き、首相のスケジュールが空いた。
しかし極秘裏に進めた計画が一部報道機関に知られ、構想は立ち消
えになった。訪問日程が公になれば、狙い撃ちされる恐れがあると
いうわけだ。
今月、オフレコ取材に応じた首相秘書官の差別発言が報じられて更
迭に発展した件も、官邸の神経をとがらせる。首相外遊は通常なら
報道各社が同行するだけに、官邸筋は「事前報道を確実に控えても
らわないと、訪問は難しくなる」とちゅうちょする。
安全確保も難題として立ちはだかる。自衛隊法には要人警護のため
自衛隊を派遣する規定がない。ウクライナを支援する北大西洋条約
機構(NATO)に警護を依頼する案もあるが、「話は進んでいない」
(官邸筋)という。その一方、ロシアが大規模攻撃に踏み切るとの
観測は絶えない。
首脳会談で打ち出せる新たな支援策には制約がある。ゼレンスキー
氏は各国に戦車など兵器の供与を求めている。日本は武器輸出のル
ール「防衛装備移転三原則」があり、米側の圧力はあるものの、殺
傷能力を持つ武器は提供できない。
「なら行かない方がいい」。
「会談して、できません、できませんと言うだけなら興ざめだ。そ
れなら行かない方がいい」。自民党の閣僚経験者は諦め顔で語った。
自民党の閣僚経験者は、戻る3
キーウ未訪問首相出遅れ、G7サミットへ模索保秘・安全にハード
ル。日本の自衛隊ではいろんな面で制約があってウクライナを守る
どころか、要人の警護にも難しい面があります。何もできない自衛
隊では意味がありません。憲法改正をして自衛隊が今の世界情勢に
合わせて活動できるようにしないと、日本は遅れてしまいます。こ
れは国民全員が考えなければならない問題だと思います。
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