(ウナギ卸値うなぎ上り、県内産は引き合い増、土用の丑でさらに
需要、能登うなぎ志賀で養殖)
石川県内でウナギの卸値が高騰し、料理店やスーパーが価格転嫁を
内部リンク
迫られている。稚魚の水揚げ量の減少に加え、コロナ対策による上
海のロックダウンで中国産の流通が滞り、金沢市中央卸売市場では
料理店やスーパーが
外部リンク
5月の1キロ当たりの平均単価が前年同期から千円上昇。輸送コス
トや7月の「土用の丑の日」を控えた需要の増加で、さらに高値と
なる可能性がある一方、これまで割高だった県内産の養殖ウナギは、
価格差が縮まって引き合いが増えるなど「うなぎ上り」の影響が広
がっている。
卸業のウロコ水産(金沢市)によると、5月の1キロ当たりの平均
単価は前年同期から4割近く上がり、4月と比べても300円高い。
担当者は「稚魚の減少に世界情勢といろんな状況が重なり、さらに
値が上がるだろう」と見通す。
水産庁によると、ニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の2022
年漁期(21年11月~22年4月)の漁獲量は15・8トンで、
前年同期から2・3トン減った。輸入の多くを占める中国産をはじ
め、東アジアでの漁獲が通常より2カ月程度遅れたことが要因とみ
られる。
「土用の丑の日が7月」
土用の丑の日が7月に迫る中、ウナギを扱う店舗は対応に追われて
ウナギを扱う店舗、戻る1
いる。
1960(昭和35)年創業のウナギ料理店「浜松」(金沢市武蔵
町)では、仕入れるウナギが昨年から1キロ当たり2千円ほどアッ
プ。産地にこだわらず、肉厚で大きなサイズを選んで入荷している
ため、値段の上げ幅が大きくなっているという。
10年近く価格を据え置いているが、北野士良店主(78)は「か
なり厳しい。値上げも考えていかないといけない」と腕を組んだ。
金沢市内の別のウナギ料理店では5月、うな重の価格を350円引
き上げて3300円とした。男性店主は「コロナが落ち着いて、こ
れからという時だったので苦渋の判断だった。こんなに高くなるの
は初めてで客離れが心配」と話した。
「金沢市小立野3丁目」
金沢市小立野3丁目のスーパー「ひまわりチェーン小立野店」は、
スーパー、戻る2
昨年から1匹当たり100円近く販売価格を上げた。鮮魚部門担当
の三門建人さん(49)は「さらに上がるとなれば、もうけ度外視
で売ることになりそうだ」とため息をついた。
(フィリピンから幼魚)
ウナギの卸値の高騰で、志賀町西海千ノ浦で養殖された肉厚のウナ
ギ「能登うなぎ」には6月に入って以降、県内外の料理店などから
注文が入り始めている。
能登うなぎは、養鰻業「ティ・エス・ピィ」(金沢市)が県内では
珍しい品種「ピカーラ種」の幼魚をフィリピンから輸入し、
循環型水槽で飼育。品質管理を徹底して、約3万6千匹を保有し、
約6グラムの幼魚を300~400グラムまで育てている。
「代表取締役の荒井道雄」
代表取締役の荒井道雄さん(54)によると、新型コロナの影響で
新型コロナの、戻る3
昨年初めから5月末まで、ウナギの引き合いは少なかったが、その
期間を使って、重さ500グラム以上の「能登うなぎプレミアム」
の育成に力を入れ、需要に対応するという。ウナギ卸値うなぎ上り、
県内産は引き合い増、土用の丑でさらに需要、能登うなぎ志賀で養
殖。うなぎはおいしいけど高くなった。食べたくても手が出ない人
も多いのではないでしょうか。新型コロナの期間を使って能登うな
ぎプレミアムを開発したのは素晴らしいことだと思います。高級店
では需要があると思います。高くてもおいしいものを食べたい人は
たくさんいるはずです。
コメント(以下に書いて下さい)