通行妨害目的を認定、危険運転で懲役6年北陸道あおり死亡、金沢地裁裁判員裁判判決

(通行妨害目的を認定、危険運転で懲役6年北陸道あおり死亡、金

沢地裁裁判員裁判判決)

 

白山市の

内部リンク

白山市の北陸自動車道で01年、「あおり行為」による事故で




男性をさせたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)の罪

に問われたJR西日本金沢支社社員本松宏一被告(44)金沢市鳴和
北陸自動車道

町の裁判員裁判判決公判は7日、金沢地裁であった。大村陽一裁判
2019年

長は「通行妨害の目的で著しく接近した」として「危険運転」を認

め、懲役6年(求刑・同7年)を言い渡した。

(金沢地裁裁判員裁判判決)

弁護側は不注意による事故で過失運転致死罪にとどまると主張して

おり、危険運転致死罪の成立に必要な「通行を妨害する目的」があ

ったかなかったかが争点となった。

 

大村裁判長は判決理由で、被告の乗用車は三輪自転車に高速で接近

した後、すぐに車体1台分もない距離で被害者の前に車線変更した

と指摘。車線変更には「特段の必要性や緊急性はなかった」「被害

者が驚いて急な回避措置を取ると予想できたのは明らか」とした上

で、「危険悪質な運転」と認定し、強く非難した。

 

さらに大村裁判長は「被告は交通関係の仕事に従事し、交通安全に

高い意識を持つべきだった」と断じた。

「判決によると」

判決によると、本松被告は19年5月26日、北陸自動車道で乗用
本松被告、戻る1

車を114~130キロで運転中、三輪自動車の会社役員黒川敦愛

さん当時(76)、大阪府高槻市に著しく接近、急ハンドルにより

ガードレールに衝突させ、死亡させた。三輪自動車は後輪が二つあ

る大型バイクのような形状で、普通自動車免許があれば運転できる

(問い掛けに無言)

スーツ姿で出廷した本松被告は裁判官、裁判員のいる正面を見つめ

ながら判決を聞いた。

 

閉廷後、本松被告は報道陣の問い掛けに無言で裁判所を後にした。

弁護人の岩淵正明弁護士は「控訴は検討した上で判断する」と述べ

た。遺族の代理人の冨宅恵弁護士(大阪市)は「遺族は故意犯に認

定されて安心している」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

JR西日本は「社員に対し今回の判断がなされたことは重く受け止

めなければならない」とのコメントを出した。

「あおり運転」

(厳しい世論を反映)

全国的に、戻る2

「あおり運転」が全国的に問題となる中、「危険運転致死罪」を

認定した今回の判決について、金大法科大学院の佐藤美樹教授

(刑事訴訟法)は「あおり」に対する厳しい世論も反映されたの

ではないか」と推察した。

 

公判では弁護側は危険運転の成立には、相手の通行を妨げる「確

定的認識」が必要だと主張していた。しかし、判決では、被告に

積極的意図や確定的認識がなくても、急ハンドルや急ブレーキと

いった回避行為を被害者が取る可能性を少なからず感じていたと

して危険運転に当たると結論づけた。

外部リンク

(意図がなくても可能性認識で判断)

 

佐藤教授によると、危険運転罪の裁判で「通行を妨害する目的」

が故意かどうかが争点となったケースはこれまでなかったとして、

「普段から運転している裁判員が持つ経験からも、被告の行為が

危険だと判断された可能性がある」と指摘した。通行妨害目的を

認定、危険運転で懲役6年北陸道あおり死亡、金沢地裁裁判員裁

判判決。

 

 

 

 

 

 

 

「私はあおり運転」

私はあおり運転をされた経験はないのでよく分かりませんが、実際
された、戻る3

にされたら確かに怖いと思います。急ブレーキを何回もかけられる

のは、想像しただけでも怖くなります。パニック状態になる人が多

いと思います。それで最後は事故で重症や死亡事故になるのだと思

います。あおり運転にであったら近くのパーキングに、逃げるのが

一番いい方法だと思います。危険なことに出会ったらまず逃げるこ

とを考えましょう。それが命を救う手段です。

 

 

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