2000年の県立看護大開学を機に誕生した「学園台」は、かほく
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市高松で最も新しい町だ。学生アパートやデザイン性に富んだ家が
並び、公園で子どもと遊ぶ若い夫婦の姿もよく見かける。もとは県
学園台は、かほく
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の畜産試験場と松林が広がる地域だったが、10年ほど前から急速
に人口が増え、800人超が暮らす。能登への玄関口として歴史深
い高松に新風を吹き込んでいる。
(里山海道無料化で)
学園台は長柄町、高松、中沼の3地域の一部が合わさり、03年に
分譲が始まった。当初は思うほど移住が進まなかったとされるが、
のと里山海道が無料化された13年ごろから、県立看護大インター
チェンジがある利点から住宅や店舗が増えだしたという。
「学園台4丁目にあるカレー店」
学園台4丁目にあるカレー店「バーニングカフェ」もその一つ。羽
バーニングカフェもその一つ、戻る1
咋市で農業を営んでいたが、カレー好きが高じて14年に専門店を
オープンした。地元住民にとどまらず、金沢や加賀から、のと里山
海道を利用して多くのファンが訪れる。人口増加を見越して開業を
決めた桑原さんも「ここまで栄えるとは想定外」と驚きを隠せない
様子だった。
店を後にして町を歩くと、三色の国旗が目に飛び込んできた。フラ
ンス料理店のようで、正面の壁には「カフェ・マダム・ルロワ」の
文字。自分には不似合いな洗練された雰囲気だが、扉を開けると店
主のルロワ美砂子さんと夫でフランス人のパスカルさんが気さくに
迎えてくれた。
ルロワさんは、この場所で生まれ育ち、20代の時にパリに渡って
以来30年近く、三ツ星レストランなどで料理人を務めた。13年
には故郷で店を開きたいとの思いが募り、パスカルさんと帰国。こ
ちらも加賀や能登、県外から客が集う人気店に成長した。
「パスカルさんとともに白山市の」
パスカルさんとともに白山市の国際ビジネス学院で、料理の現場に
国際ビジネス学院で、料理の現場に、戻る2
即した実用的なフランス語の授業も受け持っている。パリにいた頃、
日本から修業に来た料理人が言葉を理解できず、十分な経験を積め
ないまま帰国する姿を何度も目にしたからだという。
学生が修行でフランスへ渡る前、履歴書の添削やアドバイスを求め
て店を訪れることも多いそうだ。
市内の児童に授業でナイフやフォークの使い方などテーブルマナー
を教えたこともあり、ルロワさんは「地域の未来を担う若者の力に
なれるなら、自分の経験を惜しまず伝えていきたい」と話した。
(看護大と連携)
若い町だけに、学園台では子どもを育成する取り組みが盛んだ。
ことし8月には、県立看護大の学生と子ども食堂「サンかほく
キッチン」が共同で学童保育と子ども食堂を合わせたイベント
も開催。食事の提供だけでなく、学生が夏休みの宿題も教えた
という。運営に携わった3年の石川圭菜さん(21)は「来年
も開かれたらぜひ参加したいという声が聞け、うれしかった」と
微笑んだ。
「この先も看護大などとの連携で」
この先も看護大などとの連携で、どんどん進化していく伸びしろの
どんどん進化していく伸びしろの、戻る3
大きい町なのだろうと実感した。加賀能登の真ん中に位置する高松
地区。古くからの交流で育まれた伝統文化をかたくなに守る一方、
移住者の刺激を受けながら新旧入り交じってともに成長を続ける。
取材を通じて目が離せない地区の一つになった。加能つなぐ高松、
畜産場から住宅地へ、進化続ける若い町、看護大と連携。確かに学
園台はかほく市高松で一番伸びる可能性がある地区でしょうね。若
い町だから伸びしろは大きいと思われます。
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