(ボビンに巻き取った糸を撚糸機にかける、精度を上げるために電
流制御装置にて自由に速度制御する)
私がまだ働いていた時に我社の機械でボビンに巻き取った糸を撚り
内部リンク
をかけるために撚糸機にかける。精度を格段に上げるために電流制
御装にて取り速度を自由に速度制御します。時間と出力%を自由に
設定します。
我社の機械で
速度の切り替え方法を電流制御装置の設定方法で自由に設定します。
巻き取った糸を
外部リンク
次に電流制御装置にて任意の電圧を設定して巻取り速度の下げ方を
自由に決めます。撚糸機はドラムで巻取りするので等糸速巻取りに
なります。それでも巻き太ってくると外側がしまって来て少しずつ
硬くなります。ここに問題がありました。
「それで少しずつ」
それで少しずつ巻取り速度を下げて外側が硬くならないようにした
下げて、戻る1
のです。これはインバーターを使います。電流制御装置にて決め
た電圧をインバーターの速度指令として使用します。少しずつイン
バーターの出力周波数を下げて巻取り速度を下げて行きます。これ
で外側が硬くならないようにコントロール出来ます。撚糸機の駆動
モータは普通の3馬力のインダクションモータです。一番低速にな
った時でもなるべく20Hz以上の出力周波数になるのがベストです
。20Hz以下で長時間の運転をするとモータを焼損する場合がある
ので注意が必要です。どうしても調整が必要な時はモータ部のプー
リ交換をしなければなりません。
制御BOXの中にはどうしてもインバーターの指令電圧の微妙な調整
が必要な時には我々が製作したHY91の基板を使うことがあります
。これはゲインとドリフトを調整する時に使いました。
「コントローラと」
このコントローラとほとんど同じものをパーンワインダに付けて見
ほとんど、戻る2
たいと言うユーザーが1人だけいて1台だけパーンワインダに付け
ました。パーンワインダも等糸速運転する機械です。ただ3パルス
ローラの糸速検知器と親の1錘目の糸が切れると機械が、暴走する
ので途中で糸切れがあると自動停止します。糸をつないで運転ボタ
ンを押すと再スタートしますが誰か最低1人がいないと、糸切れ自
動停止が分かりません。そこは社長さんが1人ですべての仕事をし
ていたので糸の配達などで工場をあけることもよくありました。そ
んな時に糸切れがあると機械が停止するので2時間ほどのロスタイ
ムが出ます。それでHY81の等糸速制御装置を使わないで電流制御
装置にて疑似等糸速運転をして巻取りしていました。これだ
と糸切れ停止することなく巻取りしますから時間のむだがありませ
ん。しかし何回もテストをしないと電流制御装置の時間と出力設定が
出来ないと思います。糸が変わればデータを変えなければ巻取りが
出来ません。
よく1人ですべての仕事をしていたものだと感心します。すべての
データを取るのに相当の時間がかかったと思います。それでも機械
を使っていましたからすごいと思いました。大分の苦労をされたと
思います。
「撚糸機の話に」
撚糸機の話に戻ります。この装置で糸の品質は格段に良くなったそ
この装置、戻る3
うです。喜んでもらえました。他の人がダブルツイスタに変わって
も仕事が切れることはなかったと聞きました。装置を製作したのは
私ですがアイディアは撚糸屋の社長さんですから、大したものだと
思います。本当に研究熱心な人でした。ボビンに巻き取った糸を撚
糸機にかける、電流制御装置で時間と出力%で自由に速度制御する
。本当にアイディアが素晴らしいと思います。いつも研究している
から出たアイディアのような気がします。簡単に出るものではあり
ません。
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