小松駅前にある小松中央通り商店街振興組合が来春の北陸新幹線延
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伸に向け、にぎわいづくりとして取り組んでいるのが「夜市」であ
る。今年1~5月に計7回にわたって試験的に開催、全天候型のア
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ーケード通りであることを生かし、加盟店が各店舗前に飲食や物販
のブースを設け、キッチンカーも繰り出した。組合は、この夜市の
定期開催を目指している。
「今年の夜市には多い時で20店舗ほど出てくれた。夜の経済活動
を活性化して商店街を元気にしたい」。串揚げいやさか小松総本店
を経営し、夜市運営の中心となっている掛田英治さん(49)はそ
う力を込める。
「こんなイベントが定期的にあるなら」
「こんなイベントが定期的にあるなら商店街に店を出したい」とい
う声が複数あったそう。来年には二つの飲食店が新たに商店街に店
を構える見込みで、掛田さんは「もっと仲間を増やしていきたい」
と手応えを語る。
(商店街から繫華街に)
7日夜、アーケードの下で定期開催に向け意見交換する商店街の人
たちに現状を聞いてみた。
眼鏡・補聴器の「金光堂」代表、水落宜行さん(51)は「子ども
のころは、にぎやかな通りだった。東京から30歳でUターンする
と、がらりと様子が変わっていた」と振り返る。
「バブル経済の崩壊、相次ぐ大型店の」
バブル経済の崩壊、相次ぐ大型店の郊外出店。どんどん寂しさを
郊外出店。どんどん寂しさを、戻る2
増していった通りだが、近くにコマツの研修施設ができたことな
どで近年は人通りが戻ってきているそうだ。
水落さんは「昔はほとんどなかった飲み家さんが、今は10軒以
上ある」と商店街が「繫華街」に生まれ変わってきているのを実
感しているらしい。
夜市の開催は、まちにさらに活気をという願いが込められている。
1918(大正7)年創業の老舗「みなみ酒販」代表の南健太さ
ん(44)はこれまでの試験開催を「寒かった割には人が来た、
という感じ」と笑う。それでも「普段は見かけない人も足を運ん
でくれた。周知すればもっと人が来るはず」と期待を寄せる。
「ヘルス&ビューティKAJI」代表の前田弥生さん(67)は「1
度きりの訪問かもしれない観光客よりも、ビジネス客のほうが再
び来てくれる可能性が大きい」と話し、夜市を息の長い取り組み
として成長させるにはリピーターの確保が重要だと考えているそ
うだ。
(小松行こっさ)
小松市郊外の住民は、駅前など中心市街地に出掛けようと人を誘
う時、同じ市内なのに「小松行こっさ」と言う。それだけ駅前が
小松を代表する場所としてにぎわっていたということだろう。
「ビジネス客や観光客だけでなく」
ビジネス客や観光客だけでなく、市民、近隣市長の住民も引きつ
市民、近隣市長の住民も、戻る3
ける「何か楽しそうなことをしている」と思われる場所になれる
か。駅前を歩いてみると、新幹線開業という100年に一度のチ
ャンスを必ず生かさなければという危機感を持つ人もいた。この
地に輝きを取り戻すための正念場が間もなくやってくる。駅前の
かがやき、にぎわい復活へ「夜市」、中央通りで定期開催に。小
松に新幹線が開業するという100年に一度の大きなチャンスが
やってくる。必ず成功させなければならない。失敗は許されない。
それとにぎわい復活へ「夜市」を試験的にトライしている。これ
も成功させなければならない事業である。将来の小松の発展のた
めに。
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