「認知症は、直せない。新治療薬レカネマブは、進行を遅くするだ
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け」と聞いて、がっかりした人もいる。そこで、今回は、治せる認
知症の話をしよう。
進行を遅くする
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71歳のDさん。「きっと認知症に違いない」と、家族に連れられ
てきた。「もともと、少し忘れっぽいところがあった。それが、約
2週間ほど前から、急にひどくなった。いつもボーとして、どこで
ぶつけたのか、車に痕がついている」と、奥さんはやや興奮気味で
ある。
確かに、Dさんには、記憶障害や判断力の低下がみられる。だが、
それらの症状が急に悪くなったというのは、認知症にしてはちょっ
とヘンだ。よく診ると、左の手足に軽い麻痺がある。すぐに、頭の
MRI(磁気共鳴画像)の検査をする。と、大きな「慢性硬膜下血腫」
が見付かったではないか。緊急手術をして、Dさんの認知症の症状
も手足の麻痺も、きれいになくなった。実は、1、2カ月前に、頭
を打撲していたのだ。
「Dさんのケースのような治せる」
Dさんのケースのような治せる認知症には、慢性硬膜下血腫以外に
認知症には、慢性硬膜下血腫以外に、戻る1
水頭症や脳腫瘍などがある。ビタミン欠乏やホルモン異常による病
気もある。その治せる認知症と直せない認知症との違いは、症状の
経過である。アルツハイマー型などの変性疾患による認知症では、
もの忘れや生活障害などが少しずつ、ゆっくりと、いつの間にか進行
する。
一方、治せる認知症では、急に様子が変わったり、もともと忘れっぽ
かったのが、ある時急に進んだりする。手足の力が入らないとか、思
ったことが言えないなどの脳の部分的な症状があれば、治せる認知症
の疑いは濃くなる。
認知症に対する不安が強いと、受診をためらう人も少なくない。が、
治療のタイミングを失すると大事に至ることもあるのだ。なーに、
ちょっとした検査や採血をするだけだって。症状急に出たり進んだ
り、ざっくばらん、治せる認知症、早めの花粉症対策を。認知症は
怖い病気です。もの忘れだけならいいのですがアルツハイマー型は
怖いです。ゆっくりと進行して発病すると人格も変わる怖い病気で
す。
コメント(以下に書いて下さい)
「花粉症の患者さんは全国で約2千万人」
(健康よもやま話・早めの花粉症対策を)
花粉症の患者さんは全国で約2千万人いるとされており、年々増加
いるとされており、戻る2
しています。花粉症による目の痒み、目やに、充血、鼻水、鼻づま
りなどの症状は睡眠障害や集中力低下につながり、仕事や勉強にも
影響が出ることもありますので、早めの対策をして上手に花粉シー
ズンを乗り切りたいものです。
治療は抗アレルギー薬の点眼薬や内服、症状に応じてステロイド点
眼や眼軟膏を処方する場合もあります。ステロイドは即効性があり
ますが、眼圧上昇や感染症といった副作用を生じることが眼科専門
医の指導のもと注意して使用しましょう。また、春季カタルのよう
な重症のものでは、免疫抑制剤の点眼薬が有効です。
花粉症の時期は眼鏡の方がよいですが、軽症でコンタクトレンズを
使用する場合は1dayタイプのレンズがお勧めです。抗アレルギ
ー薬が配合されているコンタクトレンズもあり、早期からの使用で
症状を抑えることが期待できます。
「特に、毎年花粉症の症状が」
特に、毎年花粉症の症状が出る方は、飛散開始の2週間前から治療
出る方は、飛散開始の2週間前から、戻る3
を開始する「初期療法」が推奨されています。初期療法には症状が
出る時期を遅らせ、花粉症ピーク時の症状を軽くするというメリッ
トがあります。早めに受診して花粉シーズンに備えましょう。花粉
症はある年に突然、発症することがあると言います。発症したら早
く専門医を受診して治療を受けましょう。花粉症は辛い病気です。
十分に注意しましょう。