(インドのアーメダバードへ機械の据付工事のために3回目の
インドでの仕事をして来た)
実は私は、インドへ3回も仕事で行っているのです。最後の3回目
は雨期で雨ばかりの天気でした。関空から飛行機で10時間近く飛
んで、ムンバイ空港に着きました。そこから国内線に乗るのですが
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8時間ほど、あるのでホテルで休んでいました。夕方まで待って、
アーメダバードまでのフライトです。そこから、車でホテルまで送
ってもらいました。今はホテルで自由にお酒が飲めますが、30年
外部リンク
前はパスポートを持って、役所へ行って手つずきをして酒屋で酒を
自分で、決められた量だけ買って来たものです。
翌日、工場へ行くと機械の梱包が、すでに開けてありました。フォ
ークリフトで機械を、持ち上げるのですが、据え付ける場所は壁の
向こう側の工場だと言うのです。右横の狭い空間を通して向こう側
へ移動します。この作業にかなりの時間が、かかりました。2分割
の機械を定位置に置いて、今日は終了です。
「2分割の機械」
次の日、2分割の機械をつないで、水平出しです。心配なのはイン
ドの工場の蒸気の配管溶接の作業が、全く進んでいないのが、心配
でしょうがありません。こちらの仕事を進めても、蒸気が機械に入
らない事には、試運転も出来ないからです。メインボックスに電気
もつながって、センサ関係のテストは、出来ますが、蒸気関係のテ
ストが、全く出来ません。凄いストレスになります。空回しの糸巻
きテストと糸長カウンタの、テストも出来ます。糸長カウンタは、
10m換算で糸を10m巻くと、1カウント上がります。それで総
巻き量も分かるし、途中糸切れで停止した場合は、残りの巻き量が
分かります。
「糊のテスト」
機械に蒸気が入れば、糊のテストも出来るし、循環ポンプやブロワ
ーとメインボックスの温調器のテストなど、すべての事が全部いっ
しょに出来て、試運転は完了する。綿の糊付けの具合や、とにかく
全てのテストが終了する。それなのにインドの会社の蒸気の、配管
溶接の作業が進んでいない。担当者や、かなり偉い人に言ってもダ
メである。遂に明後日には帰国しなければならない日になった。私
は伊藤忠のインドの支店長に、電話をして事情を話した。そうした
ら、分かりましたと言って、貴方が最も動き易い方法を取りましょ
う。と言ってもらえた。次の日は、私専用の車が来たし、払わない
と言っていたホテル代も、払ってもらえたし、蒸気の配管溶接の作
業もどんどん進んだ。やはり、伊藤忠のインドの支店長の力は、凄
いなあと実感した。これで仕事が終わる、めどが立って帰国出来る
事を、確信した。その日の内に仕事を完了して、書類にサインをも
らって全てが終了した。後は明日、無事に帰国するだけである。
インドにはまだ、カースト制度のなごりが残って、いて身分制度は
厳しい状況にある。また牛が最も大切にされている。宗教や文化の
違いで国の方針は、全く違って来るのである。
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