安倍晋三元首相が凶弾に倒れたあの日から、1年がたちました。
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2012年末から約7年8カ月続いた第2次安倍政権を振り返って
今思うのは、「時代が人をつくる」とも言いますが、安倍さんはこ
1年がたちました。
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の時代の日本に合った総理大臣だったということ
です。急ぎすぎた
第1次政権の反省に立ち、やりたいこと、やるべきことを優先順位
を付けて、こなしてきました。
12年に再び総裁選に出馬すると言われた時、私は「総理大臣は手
段です。総理になって何をやりたいのですか」と尋ねました。安倍
さんの答えははっきりしていました。まず東日本大震災からの復興、
次にデフレ脱却、そして憲法改正でした。「内容も順番もいいと思
います」と答えた記憶があります。
(改造 お盆明け以降)
私は「風」を全く感じていませんでしたが、今回の「解散風」報道
はマスコミ各社の取材能力の差が如実に出たのではないでしょうか。
「解散はない」に比重を置いていた社もありましたが、その中で
「ある」と見込んだ社には、私や茂木敏充幹事長に入り込んでいる
記者がいないんですかね。
「解散は総理の専権事項であり」
解散は総理の専権事項であり、いつあるかは分かりません。今秋の
いつあるかは分かりません、戻る1
可能性もあれば、来年の通常国会の冒頭、あるいは来年度予算の成
立後、もしかしたら総裁選を終えた後かもしれません。まさにその
時の情勢次第です。
内閣改造・党役員人事は、常識的に考えればお盆明けから9月にか
けてではないですかね。本来は来年度予算の概算要求を担った大臣
が、12月の予算編成も担うことが望ましいのですが、昨年、お盆
前に実施したところ「夏休みがなくなった」と各方面から不評でし
た。今年はお盆前にやらないのではないでしょうか。
マスコミは茂木幹事長の処遇が焦点と言っているようですが、茂木
さんは間違いなく仕事をしていて、評価も高いと思います。いわゆ
る「学校秀才」タイプなら官僚にもたくさんいますが、茂木さんに
は難しい話をさっと簡単に説明してみせる頭の良さがあります。4
月の衆参5補選、統一地方選でもきっちり結果を出し、衆院小選挙
区定数の10増10減に伴う候補者調整でも汗をかきました。
(マイナ問題、丁寧に)
騒動になっているマイナンバーカードは、まるで明日から古い保険
証などが使えなくなるかのように、とかく誤解されているところに
問題があると見ています。
「もっと時間をかけて、制度の趣旨や」
もっと時間をかけて、制度の趣旨や、皆さんの生活が便利になるこ
皆さんの生活が便利になる、戻る2
とを分かりやすく説明しないといけない。河野太郎デジタル相は突
破力も、押し切る力も全く問題ないのですが、やはり丁寧さが必要
です。
私は、河野さんは閣内に残らない方がいいと思っています。もっと
党務や閥務で汗をかくことが、河野さん自身のためにもなると思い
ます。
日本は議院内閣制であって大統領制ではないことを、頭で理解する
だけではなく、体にきちんと染み込ませる必要があります。総理大
臣は国会議員から選ばれるということです。河野さんがSNSで有権
者と直接対話して人気があるのは分かりますが、総裁候補であれば、
まず派内の議員と人間関係をつくり上げないといけません。お酒を
飲めなくても、一緒に食事をすればいい。そうしたところが少し足
りていないから、「なかなかいいじゃないか、河野も」という話に
なりづらいのだと思います。
もちろん発言力はありますし、選挙にも強い。英語も堪能で国際的
にも十分に通用します。大物になってきているのに伴って、発言内
容も今までのような「ごまめの歯ぎしり」ではなく、十分に注意し、
吟味していくべきでしょう。
「結果として、安倍さんが成し遂げた」
(憲法改正 時期近い)
結果として、安倍さんが成し遂げたかったことを、岸田文雄首相が
かったことを、岸田文雄首相が、戻る3
仕上げています。防衛費を北大西洋条約機構(NATO)並みの国内総
生産(GDP)比2%にするのも、反撃能力の保有を決定したのも
そうです。憲法改正も機が塾しつつあります。岸田政権の下で実現
すべく、さらに議論を進めていかねばなりません。国際情勢からし
ても、もはや「待ったなし」です。安倍さんの改憲への思いもよく
知るところであり、泉下で「俺がここまでの道筋をつけたんだ」と
言っているかもしれませんね。総理が語る、麻生太郎氏、茂木氏の
仕事評価高い、河野氏、閣外に出た方がいい。茂木氏は難しい問題
を簡単に説明されます。誰にでも分かるように、本当に頭がいいん
でしょうね。河野氏も信念を持っています。発言力も行動力もある
人ですね。将来のエースだと思われます。安倍さんが亡くなって1
年です。安倍派の会長や総裁選の競争が激しくなるでしょうね。
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