(津幡の風を見つめて6、野生と共存する動物園、侵入した雄ジカ、
ボスに)
県内の動物園と言えば、能美市のいしかわ動物園が真っ先に思い浮
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かぶが、実は津幡町津幡の県森林公園内にもう一つある。それが
「森林動物園」だ。
が真っ先に思い
外部リンク
11月下旬の昼前、津幡町の国道8号緑が丘交差点から森林公園に
入り、曲がりくねった林道をすすむと、森林動物園の入り口が見え
てきた。加茂池を挟み、ちょうどインフォメーションセンターの反
対側に位置する。入園は無料だ。
里山の中にぽっかりと広がる園内では、親子が柵越しにニホンジカ
に餌を与えていた。少し下ると、ニホンザルが元気よく走り回って
いる。家族連れやカップルを数組見掛けたが、混雑している様子は
ない。
「子どもたちは走り回れるし」
「子どもたちは走り回れるし、コロナを気にする必要もない。穴場
コロナを気にする必要、戻る1
ですよ」。月1回ほど来園するという金沢市の主婦北川裕代さん
(40)は、目の前を駆けて行く息子を見ながら、ほほ笑んだ。い
しかわ動物園の混雑をあえて避け、こちらの動物園に来ている人も
いるようだ。
(里山3ヘクタールに60頭)
森林動物園は1973(昭和48)年、森林公園のオープンに合わ
せて開業した。いしかわ動物園がキリンやゾウ、チンパンジーとい
った世界の動物が見られるのに対し、こちらの売りは、身近な里山
に暮らす動物たちだ。
約3ヘクタールの敷地内では、今年8月時点でシカ、サル、タヌキ、
ヤギ、ウサギ、テンの6種計60頭が飼育されている。
「疑問が一つ浮かんだ」
疑問が一つ浮かんだ。これだけ里山が広がっていると勝手に野生の
これだけ里山が広がって、戻る2
動物が侵入してくることはないのだろうか。勤務歴12年のベテラ
ン飼育員、英晴夫さん(67)が教えてくれた。「シカ園の今のボ
スは元々、近くの山から紛れ込んできた野生のシカや。ほら、目つ
きが他のシカと違って鋭いやろ」。そう話すと、片目の白くなった
雄ジカを指した。
(柵飛び越えた?)
英さんによると、8年ほど前、野生の雄ジカがシカ園前に現れるよ
うになり、警戒していたが、いつの間にか飼育しているシカたちと
一緒にいたそうだ。柵を飛び越えて入ってきたとみられ、英さんは
「何か見たことないやつがおるなと思って数えたら、1頭増えとっ
た」と笑う。今では9頭の群れのリーダーとして立派に率いている。
県森林公園事務所長の小倉一郎さん(62)が「昨年10月にも野
生の雄ジカが来てたんです」と明かす。ただ、今のボスジカが毎回、
柵越しににらみつけて追い返していたそうだ。「縄張りに近づいて
きたライバルを追い払ってたんじゃないでしょうか」。猟友会員も
出動する騒ぎとなったが、しばらくしてその雄ジカは姿を見せなく
なった。
森林公園では来年5月の開園50周年記念の再整備事業として、2
024年春に同公園南口運動広場で、保護された犬や猫と触れ合え
る「いしかわ動物愛護センター」が開業する。アスレチック遊具の
移転、改修も計画されている。
「もっとも、そうした施設とは」
もっとも、そうした施設とは対照的に、動物園は今のところ、改修
対照的に、動物園は今の、戻る3
の予定はない。きっとこれからの50年もできるだけ手は入れずに、
里山の魅力をアピールしていくのだろう。親子が動物と触れ合う姿
を見て、それが森林動物園愛される理由であり、生き残る道なのだ
と感じた。津幡の風を見つめて6、野生と共存する動物園、侵入し
た雄ジカ、ボスに。若い頃に子どもたちを連れて家族で森林公園と
森林動物園を見る機会があった。森林公園はとにかく広くて遊具も
たくさんあって子どもたちは楽しんで遊んでいました。最後に森林
動物園を見ましたが最も印象に残ったのが、イノシシが突撃する時
のスピードでした。すごく速いのです。驚きました。時々町に降り
てきて餌を求めて荒らしますが、あのスピードで人にぶつかってき
たら確実にケガをします。危険な動物だと思いました。
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