(金沢でプロテニス選手の100位以下の大会)
社会人になって、しばらくの頃に金沢の、ジャンボテニスクラブで
プロの100位以下の、テニス選手が、大きな世界大会に、出場す
る為にポイントを得る試合が、行われた。少し有名な選手も、参加
内部リンク
していた。私はこのクラブの会員で、テニスを15年位やっていた
ので、フロントから、試合の主審をやって欲しいと、依頼された。
ジャパンオープンテニスで、副審まではやった経験は、あるが主審
外部リンク
は、初めてだったが、やらせてもらう事にした。2日間に渡って行
う日程である。30人以上の選手が、世界から集まって来た。試合
の結果に応じて、ポイントが与えられて、基準のポイントに達した
選手は大きな大会に出場出来る、システムである。10面近く使用
して、試合が始まった。100位以下の選手でも、凄く上手くて、
サーブも速いので、緊張しながら判定をして、試合は進んで行った
。これらの選手でも、本当に上手くて強い選手が、沢山いた。さす
がにプロのテニスプレーヤーだなあと、感心した。主審である以上
ミスジャッジは、許されない。1試合終わる毎に、少しずつホット
する。日本選手も3人ほど、エントリーしていた。そろそろ1回戦
が、終わる頃である。それにしても、素晴らしい試合をしている。
「2回戦が」
2回戦が始まった。1回戦を勝ち上がった選手ばかりだ。レベルは
また高くなる。全てのボールのスピードが、速くなる。主審は判定
が難しくなって来る。サーブや特にスマッシュを、気を付けて見な
ければ、ならない。自然に気合が入って来る。判定で精一杯で試合
を見ている暇などは全くない。2回戦になると、どの選手も本当に
上手くて強い。特にサービスダッシュして、ボレーする選手が沢山
出て来る。急に試合がスピードアップする。夕刻には2回戦が終了
した。しばらく休憩して、3回戦も行うと言う。選手にして見たら
とてもハードな、スケジュールである。それでもどの選手も、棄権
する選手は、1人もいない。みんなポイントを取るのに、必死であ
る。100位以下の選手は、こんなにも辛い思いを、しないと大き
な大会に出場出来ないのである。勝負の厳しさを、まざまざと見せ
付けられた気がした。もうすぐ3回戦が始まる。
3回戦の試合が始まった。どのコートもますます、厳しい試合にな
って来る。主審をするにも、自然と緊張感が高まって来る。物凄い
試合ばかりである。選手の疲れもピークに、達している。主審をす
るのも緊張感と、疲れで大変である。でも選手のためにも、ミスは
許されない。ハードコートだから、凄いトップスピンをかけて打つ
選手が非常に多い。3回戦の試合もそろそろ終わりそうだ。この試
合で、ベスト4が出そろう。3回戦の試合が、終了した。
「準決勝が」
明日は、準決勝が2試合と、決勝の3試合である。
2日目になり、いよいよ準決勝2試合が、始まった。1試合は細身
の選手が、常にリードして試合が進んで行った。細身できゃしゃだ
が、凄いトップスピンを打って、攻める選手である。もう1試合は
ガッチリした体格で、オーソドックスな試合を、する選手がリード
して試合が進んで行く。この選手はミスが非常に、少ないのが特徴
である。この2人が順当に勝ち上がった。決勝はこの2人の戦いに
なった。1時間ほど、休憩して決勝が始まる様子である。
遂に決勝が始まった。細身の選手が有利に試合を、リードしている
。厳しいコースへ凄いトップスピンをかけて、ネットに詰めてボレ
ーを決めてポイントを取って行く攻めの、テニスをしている。スト
レート勝ちで、細身の選手が優勝した。でもその年のウインブルド
ンの本戦では、負けたガッチリした体格の、オーソドックスなテニ
スをする選手が、ベスト8まで勝ち進んだとの事でした。勝負は分
からないものです。芝生のコートでは、細身のトップスピンをかけ
る選手も、いいテニスをすると、思ったのですが、以外と早く負け
てしまった見たいです。決勝は私が主審をしました。いい経験をさ
せてもらいました。全てに感謝です。
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