大相撲春場所千秋楽(24日・エディオンアリーナ大阪)新入幕で
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東前頭17枚目の尊富士が13勝2敗で初優勝を果たした。初土俵
から所要10場所の制覇は最速。現行の優勝制度が確立した190
新入幕で
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9年夏場所以降では、14年夏場所の両国以来110年ぶりの新入
幕優勝となった。
尊富士は14日目に負った右足のけがを押して出場し、豪ノ山を押
し倒した。平幕優勝は2022年九州場所の阿炎以来で37度目。
幕尻優勝は00年春場所の貴闘力、20年初場所の徳勝龍、同年7
月場所の照ノ富士に続いて4人目。
「1差で追っていた平幕大の里は」
1差で追っていた平幕大の里は大関豊昇龍に下手投げで敗れて11
大関豊昇龍に下手投げで敗れて、戻る1
勝4敗。豊昇龍は11勝目を挙げた。新大関琴ノ若は大関対決で霧
島に屈して10勝5敗。5勝10敗の霧島は来場所を2度目のかど
番で迎える。
尊富士は殊勲賞、敢闘賞、技能賞の三賞を全て受賞。入幕2場所目
の大の里は先場所に続く敢闘賞と初の技能賞に輝いた。十両は水戸
龍が12勝3敗で2度目の優勝。
夏場所は5月12日に東京・両国国技館で始まる。
「110年ぶりの新入幕優勝を」
110年ぶりの新入幕優勝を決めた尊富士は、テーピングで固めた
決めた尊富士は、テーピングで固めた、戻る2
右足を引きずり気味で引き揚げてきた。目を真っ赤にし「この先、
終わってもいいと思った。このけがで土俵に上がらなかったら男じ
ゃない」。足首の激痛に耐え、大相撲史に残る快挙を成し遂げた。
右で張って左を差し、右でおっつけて前進。土俵に詰まった豪ノ山
を押し倒した。その瞬間、表情は柔らかくなり「何が何だか分から
なかった。とにかく優勝を勝ち取りたかった」と安堵感をにじませ
た。
(照ノ富士に背押され)
14日目の夜に病院から戻った際は「歩けなくて駄目だと思った」
と休場が頭をよぎった。そんな中、兄弟子の横綱照ノ富士から「お
まえならできる」と背中を押され、痛み止めを打って出場を決断。
休場でも大の里が敗れれば優勝という状況だったが「人の勝ち負け
を待っている場合ではない」と腹をくくった。
「鳥取城北高時代は左膝の故障に苦しみ」
鳥取城北高時代は左膝の故障に苦しみ、日大の入試の願書は入院中
日大の入試の願書は入院中、戻る3
の病室で書いた。千秋楽の前日も病院で過ごすことに。苦笑いを浮
かべ「自分はずっとけがをしてきた。でも、けがをして諦めたこと
は一度もない」。強い執念が結実した。
大銀杏が結えない力士の優勝は初めて。八角理事長(元横綱北勝
海)は「これで世の中の人にも、尊富士の名が売れたのではない
か」とたたえた。速攻が光った24歳の若武者がスター候補に名
乗りを上げた。尊富士激痛耐え快挙、「終わってもいいと思っ
た」、24歳若武者、執念の13勝目。前日の相撲で痛めた膝は
かなりの重症だった。それでも尊富士は千秋楽の相撲を取って見
事に勝って初優勝した。すごい執念だと思います。
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