(鉄人玉鷲最年長V「若手に負けない」気力みなぎる、37歳10
カ月)
大相撲秋場所千秋楽(25日・両国国技館)
平幕玉鷲が高安を押し出し、13勝2敗で2度目の優勝を果たした。
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37歳10カ月での制覇は年6場所制となった1958年以降で最
年長。21場所ぶりの賜杯で、史上5番目に長い間隔が空いた。初
2度目の優勝を果たした
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関脇以下で2度優勝は2020年7月場所の照ノ富士以来9人目。
平幕優勝は先場所の逸ノ城に続く35度目となった。1場所15
日制が定着した49年夏場所以降で初の4場所連続12勝以下の
優勝は免れた。
貴景勝は正代との大関対決を制して10勝5敗。正代は4勝11
敗で来場所は5度目のかど番。大関から陥落決定の御嶽海も4勝
11敗だった。3関脇は若隆景が11勝4敗、豊昇龍が8勝7敗、
大栄翔は7勝8敗。殊勲賞は玉鷲が2度目、翔猿が初の受賞。敢
闘賞は6度目の高安、技能賞4度目の若隆景だった。14日目に
新十両優勝を決めた栃武蔵は11勝4敗。九州場所は11月13
日に福岡国際センターで初日を迎える。
「角界の鉄人玉鷲が新たな」
角界の鉄人玉鷲が新たな偉業を成し遂げた。21場所ぶりに天皇
偉業を成し遂げた。21場所、戻る1
賜杯を抱き「いい重みですね。やっぱり若手に負けたくないとい
う気持ちが一番大事」と穏やかに笑った。
高安の左かち上げを右おっつけで巧みに封じた。「止まらずに押
して、押して」と念じ、入門時から地道に磨いてきた突き、押し
で前進。最後は強烈な左喉輪で攻め、同じ二所ノ関一門の好敵手
を力強く押し出した。
先場所13日目から、2004年初場所の初土俵以降で初の休場
を経験した。テレビ中継を見られないほど落ち込んだが、新型コ
ロナウイルス関連の休場により連続出場記録は継続。「しっかり
やらなくてはいけない」と奮い立ち、今場所で1463回連続に
伸びて史上3位に浮上した。
「いつまでも若々しい相撲を」
いつまでも若々しい相撲を取れる秘訣とは。かつて「力士は体の調
取れる秘訣とは。かつて、戻る2
子より、心の調子が大事だと思う。どれだけいい体をしていても、
生き生きとした心がないと生かされない」と話したことがある。土
俵に上がる喜びを再認識した今場所は気力がみなぎり、体の張りも
際立っていた。
三役から3年間遠ざかり、昨年は前頭2桁台に後退。だが、今年に
入って照ノ富士から4個の金星を獲得するなど再浮上した。「いい
相撲を見せたい」という熱い思いがベテランの体を突き動かしてい
る。
「玉鷲は2度目の優勝」
(押して、押していい結果)
玉鷲は2度目の優勝の喜びを笑顔で語った。
喜びを笑顔で語った、戻る3
ー再び賜杯を抱いた。
「うれしい。いい重みだった」
ーもう一度優勝したかったか。
「もちろん、ずっとあった。帰ったらしっかり泣くと思う」
ー千秋楽の心境は。
「何が何でも自分の相撲を取ろうと思った。止まらずに押して、押
して。いい結果が出て良かった」
ー今場所は苦手な相手にも真っ向から挑んだ。
「自分にはそれしかない。しっかりそれをやることができた」
ー37歳で進化した。
「熱い応援のおかげだ。それと(新型コロナウイルス禍で)会えな
い人も大勢いるので、テレビで見て喜んでもらいたいと思った」
ー今後も連続出場記録に注目が集まる。
「記録というより、自分の相撲を生かしたい。若手に負けたくない
という気持ちが一番」
ー何歳まで現役を続けられるか。
「自分の相撲がどこまでできるか。『玉鷲の相撲、面白くないな』
と思われるまでですかね」
鉄人玉鷲最年長V、「若手に負けない」気力みなぎる、37歳10
カ月。確かに玉鷲の立会いの当たりの強さとその後の喉輪と突っ張
りの激しさは凄いものがあります。回転の速さと力強さが魅力です。
もうすぐ38歳になるというのに本当に若々しいし、元気です。4
5歳まで相撲が取れそうな気がします。高安も相当に強いですが千
秋楽の相撲は簡単に終わってしまいました。玉鷲は強かったですね。
文句なしの相撲内容でした。素晴らしいと思いました。
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