さいはての哀歓心情に訴え、常盤貴子さん、女性たちの物語表現、珠洲で朗読劇

珠洲市全域で開催中の奥能登国際芸術祭2023は29日、北國新

珠洲市全域で開催中の

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聞でエッセー「月がきれいですね」を連載中の俳優・常盤貴子さん

奥能登国際芸術祭

が主演する朗読劇「うつつ・ふる・すず」が開かれた。真っ赤な衣
2023は29日、

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装に身を包んだ常盤さんは、漁網や農機具など能登の営みを伝える

 

民具に囲まれながら、断崖に根を張るツバキの木を演じた。「さい

はての地」の女性たちへの聞き取りによって紡がれた哀歓の物語を、

心情に訴える名調子で読み上げ、観衆の心を揺さぶった。

 

会場となったのは、珠洲市大谷町の劇場型民俗博物館スズ・シアタ

ー・ミュージアム「光の方舟」。能登の祭礼で使われる御膳や農機

具、漁網、古い家電製品などが展示されており、ツバキの木の役ど

ころを務めた常盤さんの姿が溶け込んだ。

「脚本は詩人の大崎清夏さんが手掛けた」

脚本は詩人の大崎清夏さんが手掛けた。大崎さんが地元の民話や伝
大崎さんが地元の民話や、戻る1

承に加え、自ら住人の女性らに聞き取って書き下ろしたストーリー

を、常盤さんが情感たっぷりに披露してみせた。

 

(飯田高生ウミネコ役)

物語は馬緤町の大崎島に残る「狐の嫁入り伝説」から始まり、ツバ

キの木に珠洲の言い伝えを教えるウミネコ役を飯田高生3人が担っ

た。常盤さんが観衆と手拍子を合わせ、地元の民謡を唄う場面もあ

った。

 

常盤さんは能登を舞台にしたNHK連続テレビ小説「まれ」に出演し

た。朗読劇は常盤さんの夫である演出家の長塚圭史さんが演出、作

曲家の阿部海太郎さんが音楽・企画を担当した。阿部さんは石川県

出身の俳優・浜辺美波さんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説

「らんまん」の音楽も手掛けた。

「朗読劇に先立ち、珠洲市飯田町の」

(聞き取った話がそのまま物語に)

(脚本・大崎さん語る)

朗読劇に先立ち、珠洲市飯田町の「さいはてのキャバレー」で、大
さいはてのキャバレーで、戻る2

崎さんや長塚さん、阿部さんらによるトークイベントが開催された。

大崎さんは「珠洲の女性たちはバイタリティーがあり、一人一人が

一日一日を真面目に生きている。地元で聞き取った話はあらためて

構成しなくても、そのまま物語になると思ったほどだ」と振り返っ

た。

 

大崎さんが取材した飯田町の坪野節子さん(63)もトークに加わ

った。朗読劇は30日も上演される。チケットは完売した。

「常盤さんが団長を務める珠洲焼」

(コンサート、定員に)

常盤さんが団長を務める珠洲焼応援団が10月1日に珠洲市生涯学
応援団が10月1日に珠洲市、戻る3

習センターで開く復興応援ゴスペルコンサートは先着100人の定

員に達した。常盤さんや長塚さん、阿部さんをはじめ、俳優の仲間

由紀恵さん、田中哲司さん、北村有起哉さんらが費用を寄付した。

さいはての哀歓心情に訴え、常盤貴子さん、女性たちの物語表現、

珠洲で朗読劇。北國新聞でエッセー「月がきれいですね」を連載中

の俳優・常盤貴子さんが主演する朗読劇「うつつ・ふる・すず」が

開かれた。常盤さんは断崖に根を張るツバキの木を演じた。

 

 

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