(民間人殺害の被害拡大、ロシア兵1600人関与の名簿、欧米追
加制裁へ)
ウクライナ当局は4日、首都キーウ(キエフ)近郊での多数の民間
内部リンク
人殺害を巡る捜査を本格化し、大きな犠牲が報告されたキーウ州ブ
チャを上回る被害を同州ボロディアンカで確認した。犠牲者数は拡
(キエフ)近郊での
大する見通し。ウクライナ国防省はブチャで「戦争犯罪に直接関与
外部リンク
した」とするロシア兵約1600人の名簿を公開。ロシア軍の組織
的な行動との見方が出ている。米欧は週内にも新たな対ロ制裁を発
表する方針だ。バイデン米大統領はロシアのプーチン大統領を「戦
争犯罪者」と非難。多数の民間人殺害を「虐殺」と非難する国際世
論が高まり、ロシアは孤立化が加速している。
ロシア軍撤退後、ウクライナ当局はキーウ州の各地で捜査し、3日
までに民間人410人の遺体を確認。ウクライナメディアによると
、ベネディクトワ検事総長は4日、ボロディアンカの被害が「最悪
だ」と言及した。
ウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊ブチャで多数の民間人遺体が
確認されたことを受け、米英はロシアが組織的に関与したとの見方
を示した。侵攻を妨げる者を抹殺し「占領地を恐怖で支配する」
(米高官)ことを狙ったのか。ロシアは市民に手を下していないと
否定するが、その主張を覆す住民の証言が続出。ロシアの戦争犯罪
を立証する情報収集が始まった。
(ロシア軍)
「ただただ恐ろしい。21世紀にこんなことが起きるなんて。大勢
が殺された。理由もなしに」
ロシアが2月24日、ウクライナに侵攻してから数日後に制圧され
、3月末まで占領下にあったブチャ。住民の女性イリナさん(47)
は、涙を流し声を震わせた。ウクライナが奪還後に現地入りした英
スカイニューズ・テレビの取材に応じた。
「イリナさんは夫と」
イリナさんは夫と共に、近所の中年男性がロシア兵に射殺された瞬
中年男性、戻る1
間を目撃。ロシア兵はアパート敷地から外に出ようとした男性に身
分証明書の提示を求めた。男性が証明書を取りに戻ろうと背中を向
けた時、頭を撃たれ倒れた。遺体はアパート近くに埋められた。
ハンナ・ヘレガさんはAP通信に、まきを取ろうと家を出た近所の
男性が複数のロシア兵に銃撃されたと証言した。「男性はかかとの
上を撃たれ骨を砕かれ倒れた。それから全身を打たれた」
(拷問、レイプ、処刑)
ロシアは「一人の住民にも手を出していない」(国防省)と民間人
殺害を否定する。ロシア軍は3月30日にブチャから撤退し、その
後に遺体などの「証拠」が出てきたとして、ウクライナ側の捏造だ
と主張した。
しかし米紙ニューヨーク・タイムズが衛星写真を分析したところ、
ブチャの通りに放置された少なくとも11遺体は、3月11日には
撮影されていたことが判明。ロシア占領下で殺害されたことになり
その主張と矛盾する。
ロシア側は路上に放置された複数の遺体の動画について、腕を動か
している人や起き上がる人がいるとしてでっち上げだとも主張。だ
が、英調査報道サイト「ベリングキャット」は、撮影者の車のフロ
ントガラスの水滴やサイドミラーの反射のゆがみによる錯覚に過ぎ
ないと誤りを指摘した。
米国務省のプライス報道官は「われわれがブチャで目撃したことを
臆面もなく否定し、自らの凶悪な行動を他人のせいにし続けている」
と批判。「市民が拷問され、レイプされ、処刑されたとの信頼でき
る報告がある」と強調した。
「ロシア兵の残虐」
(ナチ名目に正当化)
ロシア兵の残虐行為はブチャ以外でも報告されている。
ブチャ以外、戻る2
隣にいるナチを見つけろ。米紙ワシントン・ポストによると、ウ
クライナ南部の農村に入ったロシア兵は一軒一軒訪ねてはこう要請
。数学教師の男性(59)は、ウクライナの民兵に共鳴していると
責め立てられ連行された。後日見つかった男性の遺体には、複数の
銃創があり腕が折れていた。拷問の疑いがある。
国営ロシア通信は3日の論評で、ウクライナ国民の大半はナチズム
の影響を受けており、武器を手にする者は市民も含め「戦場で最大
限破壊されなければならない」と主張。民族浄化を正当化するよう
な説を展開した。
(ウクライナ大統領・安保理で初演説・ロシアを非難)
国連安全保障理事会は5日、ロシアが侵攻したウクライナの情勢を
巡る会合を開いた。ゼレンスキー大統領はオンライン演説で、第2
次大戦以降で「最も恐ろしい戦争犯罪」がロシア軍によって行われ
ていると非難し、ロシア側には残虐行為についての説明責任がある
と訴えた。
グテレス事務総長は会合で「ウクライナでの戦争は国際秩序に対す
る過去最大の挑戦の一つだ」と危機感を表明した。
市民の遺体が多数見つかったウクライナ首都キーウ(キエフ)近郊
ブチャをはじめ、ロシア軍による市民への暴力が次々と明らかにな
っており、会合では各国からロシアへの批判が相次ぐとみられる。
「ロシアの侵攻」
ロシアの侵攻以降、ゼレンスキー氏が安保理会合に参加するのは初
安保理会合、戻る3
めて。同氏は4日にブチャを視察し、「大量虐殺」との認識を示し
た。民間人殺害の被害拡大、ロシア兵1600人関与の名簿、米欧
追加制裁へ。ロシア兵はどうして戦時下だとしても同胞を大量虐殺
するのだろうか。プーチンの命令なのか現場の司令官の命令なのか
は別にして人間として絶対に許されない行動があるはずです。それ
をやってしまうのが共産主義と教育の怖さなのでしょうか。魔女狩
りにも似ています。最後の一線を強く自覚していないと人間失格で
す。動物以下です。動物でも子どもが狙われたら相手がライオンで
も特に母親は、全力で向かっていきます。現代人は動物以下になっ
てしまったのでしょうか。人間はもっと毅然としているべきです。
それが私の生き方の信念です。イギリスの哲学者で尊敬するバート
ランド・ラッセルという人がいました。性悪説を唱える共産主義は
将来、必ず滅びると言っています。ヨーロッパの共産主義はほとん
どなくなりました。
コメント(以下に書いて下さい)