富士通からリコーの傘下に入り1年。PFUで初めてとなるリコー
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出身のトップとして、初年度の手応えをどう感じているか。「決
算は好調で、統合も順調に進んでいます。変革にかじを切る時だ
初めてとなるリコー
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とみています」。表情は自信に満ちている。
社長就任時から「PFUの文化を尊重し、PFUの人間になりきる
ことを心掛けてきた」という。スキャナーという業界トップの
商品を持つPFUだけに、「性急な改革はしないように」とリコー
の山下良則会長から言われ、まずは統合を完結することを第一優
先にしたそうだ。
(業績落とせない)
とはいえ、PFU社員にとって、親会社が変わるのは一大事。子会
社化の直後には「風通しの良い社風が変わってしまう」「待遇が
変わらないか心配だ」と懸念する声も聞かれていた。既存の社員
とのあつれきはなかったか。
「初年度は絶対に業績を落とせないとの
「初年度は絶対に業績を落とせないとの意識から、厳しいことを
意識から、厳しいことを、戻る1
言わなければいけない場面もあった。リコーから入った人員は私
を含めて6人と少ないが、それでも、あつれきなく素直に受け入
れてもらえた」との答え。
「体重も4キロ落ちましたよ。今はすっかり戻ったけど」。快活
に笑ってはいるものの、見知らぬ会社に来て、いきなり社長を務
める難しさがにじんでいるようだった。
では、PFUに抱いた印象はどうだったか。
「技術力に強みを持った会社であることは間違いない。その一方、
受け身体質で内弁慶。受託事業が多かったせいか、顧客を開拓し
たり、新規事業をやったりした経験があまりない」と手厳しい。
「そんな中で取り組んだのが」
そんな中で取り組んだのが、「オープン経営」だった。社長の予
オープン経営だった。社長の、戻る2
定を社員に公開し、希望者と面談して会社の現状を伝える場を設
けている。
「今まで40人の社員とじっくりと話をした。業務改革のヒント
をもらうこともあり、現場の情報を吸い上げる観点ですごく役立
っている」
(相乗効果さらに)
9月で子会社化から2年目に入った。リコーとの相乗効果をどう
強化していくのか。「スキャナーを中心に、リコーの販売網を使
った需要の掘り起こしを進め、かなり実績も出てきた。今後は技
術面で連携を深め、相互の強みを商品に取り込みたい」と語る。
「これまでリコーグループ2社の社長を」
これまでリコーグループ2社の社長を務め、自身の「社長業」は
務め、自身の社長業は、戻る3
PFUで3社目となる。業務改革に突き進む様子から「ブルドーザ
ー」とあだ名が付いたことも。そう話を振ると、「今は少し控え
めにしています」と照れくさそうだった。「でも、1年かけて土
台ができた。そろそろいいかな、とも思っている」。さらなる変
革へ、エンジン全開で取り組む構えだ。そこが聞きたい、土台で
き改革これから、リコー傘下2年目、技術連携。PFUはユーザッ
クとパナファコムが合併して誕生した。コンピューター関連が得
意で近年ではスキャナーが業界トップになった。
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