(JAののいち、農薬ミス苗6000箱廃棄、農家30軒GWに田
植えできず)
JAののいち(野々市市)が、農薬の使い方を誤ったため、組合員
内部リンク
向けの水稲の育苗に失敗、販売予定だった約50軒分の苗約6千
箱全てを廃棄したことが、2日までに分かった。同JAは、急きょ
2日までに分かった
外部リンク
約3千箱分の苗を他のJAから購入して配布したものの、農家約3
0軒が大型連休(GW)中の田植えができない異例の事態となった
。
(1~2週間遅れ)
JAののいちは、不足分は育苗をやり直しており、田植え時期は1
~2週間遅れる見込み。
「同JAは野々市市」
同JAは野々市市三日市の育苗施設などで約6千箱の水稲の苗を育
育苗施設、戻る1
て、希望する組合員に販売している。今年は4月上旬、種もみを
まくのと同時に、苗の病気を防ぐ粒状の農薬を散布した。16日
に職員が確認したところ生育にむらがあり、農薬の影響が疑われ
た。
同JAによると、使用予定だった農薬の販売が中止されていたため
、例年は使わない農薬で代用した。代用した農薬は、田植え直前
に使うタイプだった。使用時期を誤ったため、生育不良になった
とみられる。
農薬は、使用する分量やタイミングが農薬取締法で決められてい
る。県に相談したところ、同法に抵触する可能性もあったため、
苗の廃棄を決め、約20軒に引き渡し済だった約3千箱を回収、
農家に陳謝した。
「同JAは、多くの」
同JAは、多くの農家が田植えをする大型連休に間に合わせるため
田植えを、戻る2
、県内の他JAから苗を調達した。足りない分は、種まきと同時に
散布できる農薬を使って育苗をやり直した。14日ごろに組合員
約30軒に引き渡しを予定する。
例年、大型連休中に家族総出で田植えをしているという組合員男性
(66)は「苗が遅くなると言われて困った。家族の手があるのは
連休だけ。連休以外でやるのはつらい」と話し、苗を別の農事組合
法人から購入して間に合わせるという。
(収量や品質「影響なし」)
石川県農林総合研究センター農業試験場中央普及支援センター(金
沢市)によると、20日ごろまでに田植えをすればコメの収量や品
質に大きな影響はない。天候や病害で育苗がうまくいかない例は過
去にもあったが、農薬の誤使用で育苗に失敗するケースは珍しい。
同センターの田中澄恵担当課長は「全く起こりえないことではない
が、あってはならないことだ」と話した。
「西村信夫組合長は」
西村信夫組合長は、前例のないミスに「初めて使う農薬なら余計に
前例のない、戻る3
注意が必要だった。組合員に迷惑が掛からないよう全力で対応した
い」と陳謝した。再発防止策として、農薬の発注を含めて作業を確
認する職員の増員を検討する。JAののいち、農薬ミス苗6000箱
廃棄、農家30軒GWに田植えできず。初めて使う農薬なので使い
方の確認をすべきだったと思います。何でも分からないことがあっ
たら専門家に聞くべきです。そうすれば今回のようなミスは防止で
きます。
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